いかり2 ページ24
後輩Aちゃんも、私も、女子Bちゃんに気圧されたように固まる。
……彼女が、てんしさんを「大嫌い」とまで表現するのは、初めて。
「ちょっと人気だからって調子乗って!パクリ問題の時だって、自分は解決の努力もせずに被害者面して作品消したって言うじゃない!
いじめ関係のホムペだって偽善者にしか見えないし!批判される覚悟も何にも無いし!昨日みたいなあんなみっともないホムペ作って、視野の狭さにも程があるよ!」
後輩Aちゃんが、すかさず反論。
「てんしさんの悪口言わないでください!!そういうのがてんしさんを追い詰めてるって、自覚できないんですか?っていうか、偉そうにそういうこと言う人たちは、てんしさん並みの
人気作品、作れるんですか?無理ですよね?どうせただの嫉妬ですよね!」
女子Bちゃんが、「はぁ」と息をつく。
私は、なだめようにもそのための言葉が見つからずにいる。僅かな間の後、再び女子Bちゃんが口を開いた。
「……何よりも、あんたみたいな信者が大嫌いだよ。てんしさんみたいに人気作品作らないと、批判しちゃ駄目なの?批判って、全部嫉妬なんだ?……ほんっと、訳分からない。
批判には喧嘩売ることばっかり。そのくせ、他作品では暴れるんだから。てんしさんの批判は駄目、そのくせ他の作者はどんどん批判。……そんな奴らばっかり!本当、ほんっとうに……腹立つ!」
女子Bちゃんは、ガタリと席を立ち上がった。そして何処かに行ってしまった。
私は後を追いかけるため立ち上がろうとすると、後輩Aちゃんに引き止められた。
「追いかけないでください。どうせ、影で私の悪口言うって、分かってますから」
そんなつもりないよ、と弁解をするが、彼女は聞く耳を持たない。「信者信者って、煩いなぁ……何が悪いのよ……」と、独り事を言っている。
すると、女子Bちゃんが戻ってきた。
「あ、女子Bちゃん、どこ行ってたの__」
女子Bちゃんは両手に何かを抱えている。それは、数冊の本だった。それらをどさりと、怒りに任せるかのように机に置いた。
「……早く、調べ学習終わらせよう。こんな信者と、一秒たりとも長く居たくないから」
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シリウス(プロフ) - よし、更新来た!後輩A、先輩の個人情報を掲示板に載せるとか…下手したら自分も特定されるかもしれないのに…こいつはネットやるべきじゃない(確信) (2017年2月16日 19時) (レス) id: 85292224f5 (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - 冥界の管理人/風亜さん» あんなんが葉っぱに溢れ返ったら…どうなるか想像したくないですね… (2017年2月16日 0時) (レス) id: 85292224f5 (このIDを非表示/違反報告)
冥界の管理人/風亜(プロフ) - シリウスさん» この話では、無法地帯なフリー掲示板に無秩序なスレが立ってしまって、手に負えない状態なようです……こんなことが起きなければいいなあと思っています……(ノД`) (2017年2月16日 0時) (レス) id: bb8e6c546c (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - 信者がいるから嫌われるのにね…後輩A最悪です…あと、本物の晒しスレは暴言ダメだけどね。 (2017年2月15日 23時) (レス) id: 85292224f5 (このIDを非表示/違反報告)
Rihu(プロフ) - 後輩Aをに(サッカーで培った)蹴りでもかましてやりたいです(((((( (2017年2月15日 20時) (レス) id: 69d8711b64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風亜/冥界の管理人 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/huua/
作成日時:2014年4月6日 19時