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ヘンリエッタ「本日の来客者数とほぼ等しい客数1000人ちょっと、ということになります。
……つまり〈
マリエール「そうなんか……。
うぅーん。
儲け時なのに。」
その指摘に残念そうな表情で眉をしかめたマリエ姉、しかしすぐさま気を取り直して切り返す。
マリエール「ほいじゃ、人増やすのはどう?
いまならギルドメンバーも集められる思うんよ。
なんてったってアキバの街の急成長株、奇跡の軽食クレッセントムーンバーガー総本店やもん。
なぁ?」
シロエ「それはダメです。」
今度はシロエが駄目出しをする。
シロエ「疑うのもあんまり良くないですけど、この時期メンバー募集をかければ、入ってくるのはスパイばかりだと思います。
今のアドバンテージは調理方法の秘密だけですから。
そんなリスクは犯せないです。」
A『そうね。』
ヘンリエッタ「同意ですわ。」
そうかぁ、とため息をつくマリ姉。
シロエ「マリ姐、そもそも今回の作戦の目的はお金じゃないです。」
マリエール「うん……。
せやな!
目先の大金に目がくらんでたわ、うち。
……でも、お金がないのも困るんやろ?
このままじゃ、三ヶ月かかるいうてたやん。
それじゃ間に合わないってことは……やっぱしもう一個の手を使うん?
成功するん?」
マリエールの弱気な疑問に、ヘンリエッタが微笑む。
ヘンリエッタ「大丈夫。
まともな商人だったら断りません。
わたしが言うんだから間違いありませんわ。
そんな頭の弱いぽんぽこぴーが居たらパレート最適断頭台の刑ですわぁ。」
私達はヘンリエッタさんの笑顔に苦笑する。
確かに私達がたきつけたヘンリエッタさんだし、その計画は私達が想定していたものと殆ど同じラインを描いている。
しかしヘンリエッタさんがどこまで「やる」かはまだ判っていないのだ。
シロエは脳内で計画を確認しているし問題ないだろう。
今後の数日間の展開は、四人が四人ともそれぞれの交渉を成功させなくてはならない。
シロエ「じゃぁ、ヘンリエッタさんは、そっちの交渉はお願いします。
詳細はお任せしますね。」
ヘンリエッタ「承りましたわ。
お任せあれ。」
小首をかしげて令嬢然と微笑むヘンリエッタさん。
★☆★
2019/11/04
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豆乳ココア(プロフ) - レナナミル♪さん» 読んで頂きありがとうございます。私もログホライズンが好きでアニメも何度も見返す程です。更新も頑張ります! (2019年10月29日 9時) (レス) id: 4ab63936da (このIDを非表示/違反報告)
レナナミル♪(プロフ) - 初めまして!私ログ・ホライズンが好きなのですが最近更新してるのがこの、孤独なサモナーだけでよく見てます!ちなみに私はソウジロウ推しでこの夢小説でも沢山出てきてくれたら嬉しいって思ってます!長くなってしまいましたがこれからも応援してます! (2019年10月29日 4時) (レス) id: aefdd45bb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:豆乳ココア | 作成日時:2019年10月28日 0時