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Log81 ページ33
シロエ「……そうですね。」
シロエは遠くを見るような瞳をした。
その横顔から音もなく表情が抜け出て行く。
その様子はシロエを一層怜悧に見せる。
シロエ「脱出させてくれるのですから、ここは脱出してしまいましょう。
街から出られるなら好都合です。」
セララ「……え？」
シロエの言葉に、セララちゃんは目を丸くする。
一度街を出てしまえば、そこは戦闘行為禁止区域ではない。
捕捉されてしまえば、おそらく戦闘は避けられないだろう。
〈ブリガンティア〉の人数から云えば、街から出入りする大通り全てに見張りを置く余裕はある。
そうなれば、班長とシロエと自分は、容易く殺されてしまう。
班長とシロエ、私が如何に手練れであれ、直継やアカツキが高レベルであれ、合わせて5人でしかない。
ＰＫを仕掛けられれば、とても抵抗できるような形にはならないとセララちゃんは思うだろうな。
それが当たり前だ。
人数が違いすぎる。
☆★☆
2018.02.05
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作者名：豆乳ココア | 作成日時：2018年1月30日 0時
