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Log30 ページ31

アカツキは馬を呼び寄せようとするのをシロエが止める。

私たちは荷物から竹で作ったような流麗な透かし彫りの施された笛を取り出した。


アカツキ「それは何なのだ?
主君。」


小首をかしげて尋ねてくるアカツキにシロエが微笑むと、私たちはその笛を空高く響けと吹き鳴らす。

直継と私の吹き鳴らした笛の音と絡み合ったそれは、まるでもつれ合う3匹の小鳥の囀りのように荒れ地の風に乗って青空に拡散してゆく。


アカツキ「それって、もしかして……。」


鋭い鷲の咆吼で中断される。
重い羽根音を響かせて飛来してくる、3つの巨大な影。

まるで馬車のような大きさのそれは、私達の頭上を大きく2度廻ると、荒々しい勢いで着地して、もう一度鋭い鳴き声を立てたあと、その逞しい首をシロエと直継と私の足下に低く差し出す。


アカツキ「グリフォンではないかっ。」


私たちのもとへやってきたのは、鷲獅子(グリフォン)と呼ばれる幻想種だった。

巨大な獅子の身体に、鷲の頭部と羽根、そして後ろ足を持っている飛行種族だ。

戦闘能力は亜種や年齢によるが、合成竜キマイラに匹敵する。


シロエ「まぁ。
うん。」


私はグリフォンの首筋を2、3度撫でると、荷物から取り出した生肉を与える。

生肉はこのときのために、マーケットからかなりの分量を仕入れてきてある。

食料アイテムの素材となる採取アイテムなので、安いのだ。

☆★☆
2018.01.30

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設定タグ:ログ・ホライズン , エルダー・テイル   
作品ジャンル:アニメ
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覇月オルハ - とても面白かったですが、もう少しサモナーの台詞や召喚獣の活躍を差し挟んでほしかったかな?(例えば戦闘中以外でもカーバンクルを抱き締めてるとかw) (2021年2月21日 22時) (レス) id: b5f0da1fff (このIDを非表示/違反報告)
ハカタ(プロフ) - 里夜さん» うわぁ、ログホラのストーリーを上手に再現していてなおかつ語力が半端ない!Σ(・ω・ノ)ノ! (2018年11月25日 21時) (レス) id: 05436ab3ab (このIDを非表示/違反報告)
里夜(プロフ) - 、さん» 、さん:ありがとうございます。外し忘れてました。 (2018年1月24日 21時) (レス) id: 197e7505f2 (このIDを非表示/違反報告)
- オリジナルフラグ外して下さい (2018年1月24日 16時) (レス) id: 549855b20e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:豆乳ココア | 作成日時:2018年1月24日 0時

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