Night 3 ページ5
「俺は仕事上、話せない事も多い。
だが、今は誰かに聞いてもらいたい。
今から話すことは内密にして欲しい。」
A『えぇ。』
「だいぶ前になるが、俺は仕事中に大事な人を失ってしまったんだ。
引きずってはいられない。
そう思い仕事に専念したが…。」
そう言い彼は黙ってしまった。
まだ、引きずっていると言う事か。
A『そうでしたか。
でも、目的があるんですよね。』
「えっ?」
A『だって、仕事中に大切な人を失なったと言ってもその仕事は辞めずに続けている。
と言う事は目的があって続けていると言う事。
では、目的の為に貴方は何をしますか?
どうすれば、その目的は達成するのですか?
それは、貴方自身が既に分かっていることだと思いますよ。』
「俺自身が分かっているか。
確かにそうだな。
聞いてくれてありがとう。」
A『どういたしまして。
元気になった貴方にプレゼントです。』
そう言ってカクテル、ブルームーンを出した。
「このカクテルの意味は…。」
A『カクテルの意味をご存知なんですね。』
「えぇ。
その話は相談できない、その告白は受け入れられない。
と言う意味だったはず。」
A『えぇ。
でも、ブルームーンにはもう一つの意味があるんです。』
「もう一つの意味?」
A『えぇ。
めったに遭遇しない出来事、幸福な瞬間。
私があなたに出した意味はそちらになります。
あなたに、幸福な瞬間がありますよう。』
★☆★
2018.05.24
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あかり - もー、最高!!早く続きが読みたいです!更新頑張ってください! (2018年6月16日 8時) (レス) id: aead4d6124 (このIDを非表示/違反報告)
あかり - もー、最高!!早く続きが読みたいです!更新頑張ってください! (2018年6月16日 8時) (レス) id: aead4d6124 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:豆乳ココア | 作成日時:2018年5月23日 13時