Sono un gatto...17 ページ17
「……ただいま」
学秀の声と玄関のドアの開閉の音に目を覚ます。
嗚呼。
帰ってきたのか。
学秀の声は朝とは違って落ち着いていた。
学秀はゆっくり階段を上がると部屋に来た。
ドアまで迎えに行くと学秀は私を見る。
その目は酷く疲れたようにも見えるし、安心しているようにも見える。
「大丈夫か？」と聞いてみると学秀は儚く微笑んで私の頭を撫でた。
「マロン。僕…告白したよ」
学秀は私の頭を撫でながら言う。
学秀は椅子に座ると私を膝の上に乗せた。
「頑張ったよ。今までに感じたことのない緊張だった。勿論彼女が来てくれること自体が一番有り難いことなのだが」
学秀の頬が綻びる。
早く結論が知りたい。
それと顔が緩みきっているぞ。
突然学秀は顔に緊張を走らせた。
「まぁ結論は」
学秀の私を撫でる手が止まった。
不思議に思い学秀の顔を見上げる。
学秀はポタポタと涙を溢し始める。
そして私を抱き締めた。
私は学秀の頬を伝う涙を頬を擦り付けて拭う。
仕方ないから聞いてやるよ、君の全ての気持ちを。
今夜はね。
だから全て話してみろ。
「………たよ」
学秀はか細く震える声で言う。
私は学秀の言葉に「あぁ。そうか」としか言ってやれなかった。
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神楽 - 一度吾輩は猫である読んでみようかな…マロンが最後まで幸せでよかった 猫にしてはかなり長生きだと思う (2021年5月4日 17時) (
レス) id: c22e140557 (このIDを非表示/違反報告)
一匹狼 - あのね、一言イイかな？……………………………泣いたわ←ややこしい!!!あと間が長げェよ!!! (2017年8月11日 0時) (レス) id: 0ae5f44b77 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 茉苗さん» 読んでくださりありがとうございました！これからも頑張ります！！ (2017年3月29日 7時) (レス) id: b372988733 (このIDを非表示/違反報告)
茉苗 - 感動しました！これからも頑張ってください(о´∀`о) (2017年3月28日 15時) (レス) id: 186b0916c8 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 花怜さん» コメ返しが遅れてすみません！ 読んでくださりありがとうございました！ (2017年3月14日 10時) (レス) id: b372988733 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木戸藍楽
| 作成日時：2016年11月26日 0時
