10 大切にされている少女は ページ10
凛月兄も…怒るかな、呆れるかな。
「別にいいんじゃない、走っても。」
え？
『凛月兄は…怒らないの…？』
「あの人と一緒にしないで。てかどうして怒らなきゃダメなの？」
反省してないって、もっと考えろって…。
「Aが自分で決めたことなんだし俺が反対する権利なんてないの。分かった？」
『そう…だよね。ありがとう、お兄ちゃん。』
零兄は私を心配して反対を選んだ。
凛月兄は私が決めたことだからって賛成してくれた。
2人が言っていることは違う。けど私のことを思って言ってくれているのは変わらない。
『…ちゃんと零兄に言わなきゃ。』
すると凛月兄が微笑んだ。
「A、今から行くつもり？」
『…うん。』
「なら俺も行く。」
どうして？とは聞かないことにした。
向かうのは夜の夢ノ咲学院アイドル科の校舎にある軽音部の部室。
また零を怒らせるかもしれない。
けどこれは私が決めたことだから。次こそはそれをしっかり伝えようと思う。そして謝ろう。
『ごちそうさま…じゃあ行こっ！凛月兄！』
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冬乃(プロフ) - よっ！ (2018年8月30日 18時) (
レス) id: db15aabe3a (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - 面白い作品で好きです！あと、12話で英智さんのあだ名がエッちゃんじゃなくてセッちゃんになってますよ? (2018年8月19日 21時) (レス) id: 23ae3ada38 (このIDを非表示/違反報告)
リーリエ - とっても面白いです！続き楽しみにしてます♪ (2018年8月15日 17時) (レス) id: e54f7d496b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんごあめ | 作成日時：2018年8月2日 0時
