06 UNDEADと少女 ページ6
ドドドドド…誰かが近づいてくる。
UNDEADのメンバーかな？確かさっきあんず先輩が「UNDEADの皆さん」って言ってたし…。
「ちょっとアドニスくん！俺、これから女の子と約束なんだって！！」
「羽風先輩、忘れたのか？今日はあんずが来る日だ」
「え、それ本当？それなら早く言ってよ〜！」
部室に入ってきたのは金髪の人、たぶん羽風薫さん。そしてもう1人は紫色の髪をした…たぶん乙狩アドニスさん。
「おぉアドニスくん、薫くん。来たか。」
「やっほ！あんずちゃん！今日も可愛いね！…ん？隣の子は…？」
『はじめまして、羽風先輩、乙狩先輩。朔間Aといいます。』
「我輩の妹じゃよ。」
え！？と驚く2人。
…あれ、そう言えばUNDEADって4人だよね。ここにいるメンバーは零と羽風先輩、乙狩先輩の3人。1人足りない、遅れてるのかな。
『ねぇ零兄。あと１人は？UNDEADって4人だよね？』
「うーん可笑しいの、わんこはいつも1番に来るんじゃが…。」
「朔間先輩、晃牙くんは今日おやすみだそうです！」
わんこ…そうだ、思い出した。大神晃牙さん。零に憧れて夢ノ咲学院に入学した人。凛月からもよく話に出てくる。
なんだ、今日はいないんだ。残念。どんな人かちょっと気になってたんだけど…。まぁ会える機会はいくらでもあるよね。
「それで…A。今日はどうしたんじゃ？なにか我輩に用があって来たんじゃろ？」
わざとらしい言い方。分かってるくせに…。いちいち言わせようとしないでほしい。
『…忘れちゃった！じゃあ私、帰るね。』
「ね、ねぇAちゃん。」
そう言い部室を出ようとしたとき、私に声をかけてきたのはあんず先輩だった。
「良かったらUNDEADのレッスン見学していかない？今日は大神くん来てないけど…」
『でもご迷惑なんじゃ…』
…といいながら実は結構興味ある。
「俺は大歓迎だよ！女の子2人に見てもらえるなんて張り切っちゃうからね！」
「朔間先輩がいいなら俺も大丈夫だ。」
え、先輩優しい！それで零は…？いいよね？ね？期待の眼差しを向ける。
「みんなもこう言ってくれているんじゃ、いいと思うぞい」
『ありがとうございます！ではお言葉に甘えて…！』
やった！！そして私はUNDEADのレッスンを見学させてもらえることになった。
『…』
これがやっぱりアイドルは凄いなぁ…と改めて感じた瞬間だった。
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冬乃(プロフ) - よっ！ (2018年8月30日 18時) (
レス) id: db15aabe3a (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - 面白い作品で好きです！あと、12話で英智さんのあだ名がエッちゃんじゃなくてセッちゃんになってますよ? (2018年8月19日 21時) (レス) id: 23ae3ada38 (このIDを非表示/違反報告)
リーリエ - とっても面白いです！続き楽しみにしてます♪ (2018年8月15日 17時) (レス) id: e54f7d496b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんごあめ | 作成日時：2018年8月2日 0時
