First！元暗殺者はボーダーに

２１時間目 イレギュラーゲートとは ページ23

修「そうだ、聞かなきゃいけないことがあったんだ。今日の学校のネイバー、あれはなんだったんだ？なんで警戒区域の外にネイバーが…」

遊真「そういや、そんなこと言ってたな。本当なら、基地の周りにしか出ないはずなんだろ？」

木虎「…部外者がいるから、話せないわね」

遊真「俺たちは部外者じゃない。被害者だ」

木虎「…そうね、Ｃ級には知り得ない情報だもの。まだ詳しいことは分かってないけど…ボーダーの誘導装置が効かない、イレギュラーなゲートが開き始めてるみたいなの。今、本部のエンジニア達が、総出で原因を探っているわ」

修「イレギュラーなゲート…！？」

木虎「貴方達の学校以外でも、警戒区域外にネイバーが現れる事例が、昨日から六件報告されてるわ。今までの六件は偶然非番の隊員が近くにいたから、犠牲者は出なかった。でも、この先どうなるかは分からない。パニックを避けるために公表はされてないけど…今、この街は、どこにネイバーが出現してもおかしくない状態なのよ」

かなり危険な状態やん
偶然隊員が近くにいたってとこが引っ掛かるな…

レプリカ〈…成程、キトラの言う通りのようだ〉

修「え？」

ﾊﾞﾁｯ

ゲート…！

修・木虎「「！」」

遊真「おいおい、忙しい日だな」

〈緊急警報 緊急警報 ゲートが市街地に発生します〉
〈市民の皆様は直ちに避難してください〉
〈繰り返します。市民の皆様は直ちに避難してください〉

木虎「なに！？このネイバー！こんなの見たことないわ！」

修「空閑、此奴は！？」

遊真「イルガー！珍しいな。イルガーは、爆撃用のトリオン兵だ」

遊真がそう言うと同時に、イルガーから爆薬が投下された

ﾄﾞｶﾞﾝｯ

修「街が…！」

木虎「他の部隊は待ってられないわね。私が行くわ」

修「僕も行く」

木虎「貴方、また出しゃばるつもり！？そもそも貴方、空の相手になにができるの？」

修「それは向こうで考える」

修＆木虎「「トリガー起動！」」

修と木虎がトリガーを起動する
しかし、何故か修の武器が出てこない

レプリカ〈武器を作るためのトリオンが足りてない。学校の戦いで消耗しすぎた〉ｺｿｯ

トリオンって休まないと回復せぇへんのか

木虎「…やっぱりＣ級ね。そこで大人しくしてなさい」

遊真「キトラ、お前１人で大丈夫なのか？始めて見る敵なんだろ？」

木虎「愚問ね。私はＡ級隊員よ。あのネイバーは、私が始末するわ」

木虎はそう言うと、ネイバーの方に走り出した

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