青葉城西に無自覚系天然毒舌イケメンはいりました【男主】

#21 ページ26

あの後、国見くんと楽しく喋りながら
教室へ向かった。





授業はなんとかついてこれて、1日の科目が全て終わった。




この1日で国見くんとの仲はかなり深まったし、
何より国見くんが塩キャラメルが好物という時点で俺たちもう運命の相手だと思う。




そしてこれからはお待ちかねの国見くんタイムだぁぁぁ！！(訳:放課後)



「国見くん！案内よろしくな！」


国「(目がキラキラしてる…)お、おう。」



__________



国「どこから案内しようかな…」

不意に国見くんがポツリと呟く。



「俺、国見くんとならどこでもいいかな」



国「…」

「ごめん。国見くん。今の冗談。
冗談だからそんな汚物を見るような目で見ないで。」



本当は冗談じゃないけどね！！←



国「はぁ…ていうか今更だけど、
俺のことくん付けしなくていいし、名前でいいよ。」


気恥ずかしいのか、少し頰を赤くしてそっぽを向く国見くん。



「本当に？！じゃあ、英でいいの？！」


急な朗報に興奮状態の俺は思わず身を乗り出す。



国「うぉ…(急だな…)お、おう。」


「じゃあ俺のこともAって呼んでっ？」


国「了解。じゃあいこ」


「うん！」









そして教室を出ると、たまたま偶然このクラスのクラス札を見つけた。








「え…待って。俺、6組だったの。」


国「…」


「ごめん国見くん。今知ったから
また汚物を見るような目で見ないで！ごめんて！」

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