第5話 ページ6
「あ、ソクジンくん、始業前に悪いんだけど、7階の会議室から資料取ってきてもらってもいいかな。Aちゃんも一緒に」
「重たいものなら僕1人で大丈夫ですよ」
『私もいきます。いってきます』
「ごめんね、よろしく〜」
スタスタと歩いて行くAさんの後を追う。あれ、歩くの早いな。全然追いつかない…。もしかして、さっきの優しさアピールが気に入らなかったとか！？
「ごめん、何か気に障っちゃったかな」
少しだけ早歩きをしてAさんの隣に並んで声をかける。
『あ、いえ…。すみません、恥ずかしいんですけど、この年でも人見知りしてしまいまして…。何を話したらいいかわからなくて、考えながら歩いてたら早足になってしまってました…』
なるほど。大人数で話す時は初対面の人と話すのも平気だけど、2人っきりだとダメなのか。申し訳なさそうな表情もまた可愛いなぁ…って僕、こんな可愛い可愛い思うタイプだったっけ！？
「そっか。んー、じゃあ会議室まで自己紹介しない？」
『自己紹介ですか？』
「うん。僕からね。えー、初めまして、キム・ソクジンです。誕生日は1992年12月4日。好きな色はピンクで、食べることが大好き！」
『ピンク好きなんですね』
「うん、変わってるってよく言われるけど」
『そんなことないですよ。私も好きです、ピンク。気付いたら持ち物全部ピンクになってて、自分で自分に引いたこともあります』
「Aちゃんはピンクが似合うね」
『ソクジン先輩もピンクお似合いですよ』
「そうかな」
さりげなく、Aちゃんとちゃんづけしてみたけど、何も触れてこない。ということはこのままちゃんづけで呼んでもオッケーってことだよね！？
『じゃあ、次は私が。クォン・Aです。1994年10月4日生まれです。私も食べることが大好きで、週末はショッピングがてら1人ランチしたりします』
「1人ランチ…。意外。女の子ってこう、お話ししながら食べるのが好きなイメージだったよ」
『お話ししながら食べるのも楽しくて好きですよ！でも、人に左右されずにその時の気分で食べたいものを好きなだけ食べることが贅沢だなぁって思って』
「なるほど」
ユンギの言ってたふわふわしてるだけじゃないって、こういうところにも現れてるんだろうな。
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あじぇ、RJ(プロフ) - ちみちゃんさん» ちみちゃんさん、コメントありがとうございます！もったいないお言葉までありがとうございます（TT）自己満足小説ですが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです！ (2020年6月23日 22時) (
レス) id: 4b5ad2c4f8 (このIDを非表示/違反報告)
ちみちゃん(プロフ) - 凄く素敵なお話ですね..!!続きも楽しみに待ってます(^^) (2020年6月23日 20時) (レス) id: cbbafdcd9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あじぇ、RJ | 作成日時：2020年6月18日 8時
