第22話（side:You） ページ23
企画課のキム・ソクジン先輩。
企画課の王子様、企画課の貴公子。私たち後輩の間で、ソクジン先輩のことを知らない人はいないんじゃないかってぐらいソクジン先輩はかっこいいと評判の人。
そんなソクジン先輩が入社後の若手交流会に参加すると知れ渡ってから、同期の女子達はソクジン先輩と話せるかもしれないと浮かれていたし、交流会で実際にソクジン先輩と喋った同期もちらほらといたらしい。
助けてもらった時は簡単なお礼しか言えなかったから、その後の飲み会で改めてきちんとお礼を言おうと思ったけど、ソクジン先輩の同期の方々や、ユンギ先輩の同期、そして自分の同期がいるなかで、話しかけにいく勇気なんかなくて、ソクジン先輩が女性と話している姿もなんとなく見たくなくて、具合が悪いと言って早々に部屋に戻った。
それから4年。度々応援業務に行くようになって、今回初めてソクジン先輩と一緒に働くことになった。しかも同じ担当。思わず緩みそうになる口元をきっちり締めて、仕事をする。
前を見たらソクジン先輩が目の前にいる、それだけで幸せな状況なのに、ソクジン先輩はかっこいいだけでなくすごく優しくて、忙しい中、後輩の私のことまで気にかけて、たくさん話しかけてくれた。
2人でランチに行った時なんて、幸せすぎてバチが当たるんじゃないかと思ったぐらい。しかも自然とお支払いも済ませてくれるし…。かっこよくて優しくてスマートで。
『そんなの、好きになるよねぇ』
「ん？ヌナ、好きな人いるんですか？」
しまった。まだ打ち上げ中だった…。一次会で満足しなかった先輩方にカラオケへと連れられてきた。真正面のソファー席に座っているソクジン先輩を見ながら色々思い返していたら、ついポロリとこぼしてしまった。しかも隣に座っていたジョングクに聞かれちゃうし…。
『ジョングク、なんで聞いてるの…』
「聞こえたんですよ〜。ソクジニヒョンを見つめて何考えてるのかなぁって思ってたら…」
『ジョングク！声が大きい！」
「これくらいの大きさなら聞こえませんよ」
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あじぇ、RJ(プロフ) - ちみちゃんさん» ちみちゃんさん、コメントありがとうございます！もったいないお言葉までありがとうございます（TT）自己満足小説ですが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです！ (2020年6月23日 22時) (
レス) id: 4b5ad2c4f8 (このIDを非表示/違反報告)
ちみちゃん(プロフ) - 凄く素敵なお話ですね..!!続きも楽しみに待ってます(^^) (2020年6月23日 20時) (レス) id: cbbafdcd9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あじぇ、RJ | 作成日時：2020年6月18日 8時
