第13話 ページ14
ついに、Aちゃんとランチに行く日が来た。いつもより目覚めも良くて、少しだけ気合を入れて髪の毛もセットして、お気に入りのスーツを着てみたりするぐらいには浮かれていた。
そんな今日も、仕事が忙しいことには変わりなくて、あっという間にお昼になり、Aちゃんとレストランへ向かった。途中でジョングクに見つかって、一緒に行きたい！と言われたけど、ジョングクは一緒にいたユンギに首根っこを掴まれて別方向へと歩いていった。ユンギや、多謝。
「Aちゃんは人気者だね」
『私がですか？ソクジン先輩がの間違いじゃなくてですか？ソクジン先輩、私達後輩の間でなんで呼ばれてるかご存知ですか？』
「えっ、なんて呼ばれてるの？」
『企画課の王子様ですよ。ソクジン先輩に憧れてる人たくさんいるんですから。今回も、ソクジン先輩と応援一緒って知った同期に羨ましがられました』
「やー、そんな恥ずかしい…」
王子様だなんて。そんな柄じゃないのになぁ。現実は好きな人をやっとランチに誘えたただのヘタレなのに…。ん、後輩の間でってことは。
「…もしかして、Aちゃんも僕のこと知っててくれてたりしたの？」
『…私、入社したてのとき若手交流会のスノボに参加したんです』
「ん？うん」
『ソクジン先輩は覚えてないかもしれないですけど、そこでソクジン先輩と初めてお話ししました』
「んえっ！？」
僕、Aちゃんと話したことあったの！？しかもAちゃんの入社したときの交流会ならもう4年前！？
『最初は私も頑張って滑ってたんですけど、私その時初めてスノボやったので、みんなについて行けなくて。寒いし疲れたしで休憩所で1人で休んでたんです』
えっ、待って。思い出した。
『そしたら、知らない人に声かけられて。あー、ナンパかって最初は無視してたんですけど、あんまりにもしつこいからハッキリ断ろうと思ってたら、ソクジン先輩が助けてくれました』
「うん、ごめん。思い出した。まさか、Aちゃんだったなんて」
こんなところに1人でいたらナンパしてくれって言ってるようなもんだよって思いながら、あの時女の子を助けた。あの時は顔あんまり見てなかったから、女の子がどんな人だったかなんて覚えてなかったけど。
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あじぇ、RJ(プロフ) - ちみちゃんさん» ちみちゃんさん、コメントありがとうございます！もったいないお言葉までありがとうございます（TT）自己満足小説ですが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです！ (2020年6月23日 22時) (
レス) id: 4b5ad2c4f8 (このIDを非表示/違反報告)
ちみちゃん(プロフ) - 凄く素敵なお話ですね..!!続きも楽しみに待ってます(^^) (2020年6月23日 20時) (レス) id: cbbafdcd9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あじぇ、RJ | 作成日時：2020年6月18日 8時
