15話:会いたい人 ページ15
「違うよ!僕は校長の根津さ!話は聞かせて貰っていたよ、猫黒くん」
Aは「…そうですか」とだけ言い、根津と呼ばれる動物の方を向く。
「まだ俺に質問あるんですか?」
「ああ!聞きたいことは沢山あるけれど、そんなに時間もない。もう外は真っ暗だからね」
え。
Aは窓からもう暗くなった空を見る。
…もう、こんな時間か。
「とりあえず、君を家まで送らせたい。家はどこだい?」
「…」
Aは黙ったまま、根津を見た。
家なんてある筈がない。
『トリップしている』なんてこの人たちに言っても、は?とか頭大丈夫?と心配されて終わりだ。
Aが黙ったままでいると、
「言えない事情がある…と、いうことでいいかい?」
「…はい」
Aの反応に根津はそうかい。と、言った。
Aはこの状況でも、"皆"のことだけを考えていた。
『Aさん、また飴ですか?』
『うん。敦くん、いる?』
『えっ!?』
『こらA、困らせるな』
『乱歩さん!大好きです!愛してます!!』
『そこまで言うか?』
「…っ」
__会いたい。
早く、帰りたい。乱歩さんに会いたい…。
その事だけを、ずっと。
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早く助手させたい。
雄英生徒に会わせたい…!!!(願望)
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名無し - 少しよろしいでしょうか? 内容は少し違うのですがこの小説に 似ていたものがありまして、 勘違いかもしれないんですけど この作品がパクられているかも、 しれません (2019年8月17日 19時) (レス) id: 8bef809b57 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - ありがとうございます!! (2018年3月3日 20時) (レス) id: 7d19fd6c34 (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ - 更新楽しみにしてます! (2018年2月17日 16時) (レス) id: 84c51744c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒兎 | 作成日時:2018年1月15日 0時