30. :花巻side ページ30
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「ごめん。…でも、松川くんが来てくれて嬉しかったのは本当だから」
そう言葉を続ける岸川に対し、俺は、音を立てない様にその場に座り込んだ。
なんだよ、それ。
俺が、悪いだけじゃん。
松川「ありがとう。
戻るか」
視線を松川と岸川の方に再度向けると、
松川と目が、合った。
“ だってさ、花巻 ”
そう口パクで、言ってきた。
アイツまさか…俺がいること、分かってた?
そりゃ、さっき保健室行ってくるとは、言ったけど、流石に隠れてたから分かんねぇもんだと思ってたのに…気づかれてたとは……
恐るべし、松川。←
それにしても、俺これから岸川とどう接すれば、
いいんだ?
…俺が原因なら、関わらない方がいいよな。
極力喋らない様にするか。
そうすれば、きっと、もう岸川は…
俺は立ち上がり、保健室を出た。
そこには、松川がいた。
花巻「ま…松川?なんで…さっき…」
松川「お前が中々出てこなかったから、待ってた」
花巻「先に、部室行って着替えてればいいのに」
松川「話がある」
花巻「…なんだよ」
松川「お前、岸川とどうしたいんだよ」
花巻「…どうって、…別に」
松川「さっきの会話聞いて、自分のせいだとか思ってるなら、岸川を少しでも助けてやれよ。
俺は生憎別のクラスだしな。
岸川、女子から避けられてるみたいだし、お前、気にかけてやれよ」
花巻「それでも、状況がなにか変わる訳じゃない」
松川「なにもしないよりマシだろ」
花巻「…お前って、岸川のこと、好きなの…?」
聞きたくない。
でも、
松川「ああ、そうだよ」
それは、今後のことを変えてしまうほど、俺達にとって重要なことだった。
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茉莉朱(プロフ) - 一気読みしました！もう感動してめっちゃ泣いてます笑笑本当にありがとうございます(*- -)(*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2020年3月10日 22時) (
レス) id: 97829c5418 (このIDを非表示/違反報告)
かん。 - 思わず一気読みしました！！そして今、泣いてしまっています…笑 久しぶりに泣ける作品に出会えました！ありがとうございます(^ ^) (2019年10月20日 23時) (レス) id: c004faa138 (このIDを非表示/違反報告)
COCOLO(プロフ) - え、いや、うん。大好きです(真顔) 一気読みしちゃいました笑笑 更新頑張ってください！ (2019年8月14日 3時) (レス) id: 7891f327e3 (このIDを非表示/違反報告)
黒豆粉 - もう、ヤバイっすね。(←語彙力)この作品が好きです！！更新頑張ってくださいネ！！！応援しています (2019年7月31日 17時) (レス) id: a216a85358 (このIDを非表示/違反報告)
ruru(プロフ) - この作品めっちゃ好きです！ いつも更新楽しみにしてます。頑張ってください！ (2019年7月29日 17時) (レス) id: 3379e030f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チェスト
| 作成日時：2019年7月22日 2時
