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そらるside
「…ど、どうして……?」
どうして?
そんなの決まってる。
そらる「今更かもしれないけど…会いに来た」
「…ひ、人違いです……」
そらる「じゃあなんで俺がそらるって分かるの」
「ゔ…それは……」
そらる「…ごめん、A」
「え?」
そらる「俺さ、…無神経なことばっかりした。
傷つけた。
冷たく突き放したり、拒否ったり、ドタキャンしたり…沢山、Aを傷つけてばっかりで、…彼氏らしいことなにも出来てない…ごめん。
俺、最低だ」
「…そらるさんはなにも……」
そらる「ごめん、ごめん…」
俺はAに会えた嬉しさと今までしてきた酷いことをしてきた罪悪感で涙が出てきた。
涙を必死に拭い言葉にする。
俺はAを抱き締めた。
ごめん、ごめんと言い続けた。
「ちょっ…そらるさん!?」
俺はずっと言いたかったことを口にする。
そらる「ごめん、ね…ごめんね、A
・
・
・
好きだよ」
「えぇえ!?」
そらる「新しい好きな人なんているわけ無いじゃん
俺はずっとAが一番だよ。
A一筋だよ。
作業が上手くいってなかったからって…仕事が上手くいってなかったからってAに冷たくして、当たってごめん。
俺、今度はちゃんとした彼氏になるように努力するから、…Aをちゃんと大事にするから、
だからッ…
そらなー…やめないで……」
「当たり前じゃないですかぁ…」
そらる「へ?」
Aを見ると涙を浮かべていた。
「私なんて…こっちに戻ってきてからそらるさんのこと忘れたことなんてないです…
忘れられるわけないじゃないですか、…
そらなーやめられなくて、
グッズも、ライブも行って…
それでも…やっぱりそらるさんのとなりに居たくて
自分のしたことホント馬鹿みたいに思えてきて…
そらるさんのとなりに居たい。
会いたいって気持ちだけが募って…
私、自分が思ってたより、そらるさんのこと好きみたいで…す
私、…ずっとそらなーやめません」
そう言って腕の中で微笑んだA。
そらる「A、好きだよ…」
「私もですッ…」
ねぇ…A。
俺にはお前をちゃんと愛することが出来ると思う?
前までの俺はこんなことをずっと思ってたんだ。
馬鹿だろ?
でも、これからはちゃんと愛すから。
自信を持って、俺が彼氏ですって言えるの様な彼氏になるから。
だからさ、…
そらなー、やめないでね?
E N D .
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響 - あぁヤバイ涙腺が・・・(笑)面白いのにラストは涙が止まりませんでした。作家になれますよ(真面目に)これからも頑張ってください、陰ながら応援しています!長文失礼しました (2022年2月26日 17時) (レス) @page50 id: 7b474202c0 (このIDを非表示/違反報告)
チェスト(プロフ) - インさん» 変換に身を任せてました(笑)わざわざありがとうございます。 (2020年5月19日 23時) (レス) id: 579d6c2eb3 (このIDを非表示/違反報告)
イン - あ、の、少し前の小説失礼します…最初の方、?、の「グッツ」じゃなくて、「グッズ」ですよ、今更過ぎすね、、ごめんなさい、、 (2020年5月19日 23時) (レス) id: ddf20db866 (このIDを非表示/違反報告)
恋花レンカ - 完結してから結構経ってしまっていますがコメント失礼します。とても素敵なお話しでした!綺麗な言葉で表現されていて感動しました! (2020年1月8日 20時) (レス) id: 8916eccc14 (このIDを非表示/違反報告)
空月 - 四角関係いいですね!萌えます! (2019年3月9日 9時) (レス) id: 813ceb65e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チェスト | 作成日時:2018年9月21日 18時