検索窓
今日:5 hit、昨日:18 hit、合計:526,669 hit

38. ページ38

夢主side

もう夕方。

早いなぁ…なんて思ったり思わなかったり。

それでも今日は時間の流れが早い気がするのは…気のせいじゃないと思うんだ。

きっとそう思うのは楽しかったから。

天月「Aちゃん!観覧車乗ろ!」

「うん!」



今日はとても幸せです。("アナタと会えて幸せ")




今日はこの言葉があってるんだと思う。


観覧車の中______

「列長かったね〜」

天月「うーん…長過ぎでしょ、あれw」

「確かにw」

沈黙が流れる。

二人きりになると会話が見つからない。

そういうの多かったりしない?

私は沈黙に耐えきれず、視線を窓の外に向けた。

その沈黙を破ったのはあまちゅだった。

天月「A、こっち向いて」

「な、んっ!?」



振り向いた瞬間、あまちゅにキスされた。



天月side

「な、んっ!?」

天月「…好き、だよ。A…好き」

「えっ…あ、まちゅ、が……わ、たしを…?」

天月「うん…好きなんだ」

「…」

天月「…」

「…」

天月「…いや、なんか言おう!?(泣)」

「あっ…ごめん……驚いて…その、ビックリして」

天月「返事、頂戴?」

分かってるよ。

分かってるよ。

俺は恋愛対象としてなんて見られてないって。

それでも


好きになっちゃったんだよ。

「…ごめん、ね……あま、ちゅ……わ、たし……まだ、…そら…る…さんが…好き、…なんだ」

泣きながらAは言った。

分かってる。

分かってた。

ただ伝えたかっただけ。

そんなの今更、言い訳にしかならない。

天月「そっかぁ…分かってたのにね」

「えっ?」

天月「振られるの分かってたんだよ…でもね、Aに伝えたかった」

「うん…ありがとう…ありがとう、あまちゅ」

天月「こちらこそ、ありがとう」


振ってくれて、


…ありがとう、A。









さらば、俺の4年間の初恋。









39.→←37.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (827 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1198人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , そらる
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- あぁヤバイ涙腺が・・・(笑)面白いのにラストは涙が止まりませんでした。作家になれますよ(真面目に)これからも頑張ってください、陰ながら応援しています!長文失礼しました (2022年2月26日 17時) (レス) @page50 id: 7b474202c0 (このIDを非表示/違反報告)
チェスト(プロフ) - インさん» 変換に身を任せてました(笑)わざわざありがとうございます。 (2020年5月19日 23時) (レス) id: 579d6c2eb3 (このIDを非表示/違反報告)
イン - あ、の、少し前の小説失礼します…最初の方、?、の「グッツ」じゃなくて、「グッズ」ですよ、今更過ぎすね、、ごめんなさい、、 (2020年5月19日 23時) (レス) id: ddf20db866 (このIDを非表示/違反報告)
恋花レンカ - 完結してから結構経ってしまっていますがコメント失礼します。とても素敵なお話しでした!綺麗な言葉で表現されていて感動しました! (2020年1月8日 20時) (レス) id: 8916eccc14 (このIDを非表示/違反報告)
空月 - 四角関係いいですね!萌えます! (2019年3月9日 9時) (レス) id: 813ceb65e9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:チェスト | 作成日時:2018年9月21日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。