紫陽花 6 ページ7
沈黙が走った。
態々ヘルメットをとり頭を下げるショッピの姿に全員が呆けた。
ut｢…ちょっとええかな？｣
そんな中鬱先生が口を開いた。ショッピを除く全員が彼の方に顔を向ける。
ut｢ショッピくんも顔を上げてくれ。
…今の話で気になることがあんねんけど、いい？｣
tn｢…それは俺もかもしれん｣
ut｢やっぱりとんちも？｣
お互いが言いたいことを何故か分かりあっている青と赤の姿に、全員が困惑した。
sho｢なんやねん、二人揃って。今のショッピくんの話になんかあるんか？｣
シャオロンが口を開いた。隣にいるコネシマも同じ気持ちのようで、何度も頷いている。
ut｢うーん、ちょっと違う話になんねんけどな？
皆はさ、げどちゃんが昔から人探ししとるの、知っとる？｣
｢は？｣
トントン以外が鬱先生の言葉に目を白黒させた。
kn｢それは、今の話に関係あんのか？｣
tn｢…ある、かもしれんなぁ｣
うーん、と頭を捻るトントン。
なにか記憶に引っ掛かるようで、頭を指で叩いている。
rb｢…詳しくは知らんけど、妹を探しとんのやろ？｣
syp｢そうなんですか？｣
sho｢嗚呼、ショッピくんとチーノは知らんかもな。
まぁ言うて俺も、ほんとにロボロが言っとるくらいのことしか知らんけど｣
tn｢…俺と大先生はこの中やと古株の方や。他にはグルさん、オスマン、兄さんもその部類やな。というか、国を立ち上げた時の初期メンバーや｣
ut｢げどちゃんは後から仲間に入ったメンバーの中で一番最初の方に来たんやけどな。そん時にげどちゃんが人探ししとることを教えて貰ったんよ｣
グルッペンが頭となり、他4人で国を立ち上げた。
当時は国の体制も整っておらず、全員が馬車馬の様に働いた。
その後、グルッペンに拾われたひとらんらんや、引き入れたしんぺい神などを初めとし、どんどん今の仲間が増えていった。
ut｢妹さんはげどちゃんの一つ下。げどちゃんがまだ軍の養成施設に入りたての頃に攫われて以来、ずっと探し続けてるんやって｣
tn｢あんまり広めて欲しくないからって言われてな。周囲にはひとらんが人探ししとるってことは知れ渡っても、それが妹やってことは知らへんのですわ｣
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すずねこ - 更新頑張ってくださいね❗ (2022年7月11日 20時) (
レス) @page48 id: 5c9b7042cd (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - 夜さん» 続きは書きたいです…！ですがリアルが忙しくなかなか更新できないのが悔しいです…！コメントありがとうございます！待っていただければ、いつか、いつかは！！書きますのでお待ちください！ (2021年4月5日 23時) (レス) id: 8e20d2cd66 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - とても面白くて一気読みしてしまいました！まだ続きは書かれる予定ですか？書いてくださるならいくらでも待つので更新頑張ってください！ (2021年2月5日 21時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - ウルズさん» コメントありがとうございます！パスワードの件はご迷惑おかけしました…(；´Д｀)最初の頃から見ていただきとても嬉しいです！ (2020年10月13日 23時) (レス) id: fa99c77dd8 (このIDを非表示/違反報告)
ウルズ - またこちらの作品が読めて嬉しい限りです。連載初期から文が素敵だと思い愛読してました。急に検索しても出てこなくなった事に驚きましたが、パスをかけられていたと知り納得しました。詳しい事情は分かりませんが、これからも頑張って下さい。更新楽しみにしています。 (2020年10月13日 22時) (レス) id: 18e5b459af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スノウ | 作成日時：2019年10月30日 13時
