＿＿＿＿２ ページ23
You side.
手を引かれてやってきたのは、『自然公園』と書かれた大きな公園だった。
大「ここ、俺の地元〜！地元一緒のやつもオススメの公園なんだぁ。動物もいるんだぜ！」
公園なのに動物.....？
不思議に思いながら足を踏み入れると、噴水の水が太陽に照らされ、木漏れ日がキラキラと輝くとても落ち着いた空間だった。
「ここ、先輩の地元なんですか？」
大「そうそう。俺、小さい時よく母ちゃんに連れてきてもらってさ、家族で遊びにきてたんだよね。」
「先輩は小さい時、どんな子だったんですか？」
大「俺ねぇ、嘘だって思われるかもしんないけど、引っ込み思案で人の顔色ばっか伺うような子でさ。意外でしょ？」
「ちょっと、ビックリしてます。」
だよね〜と笑いながら動物たちを眺める先輩はどこか遠くを見つめているような気がした。
大「俺さ、人に嫌な気分になってほしくなくて色んなこと買って出てたらこんな性格になっちゃってさ。いいこともあるけど、だからこそ誤解されることも多いんだよね。
楽しいことは好きだけど、基本的に誰かに笑ってほしくて頑張ってるところあってさ、.....なぁんて、ごめん！重くなっちゃったわ！」
空気を察したかのように先輩はわざと笑って見せた。
「素敵、だと、思います、」
大「え？」
「私今まで、勘違いしてました。先輩は元から明るくて、人に好かれるタイプの人で、私とは真逆だって、」
外見だけで判断してしまった自分の浅はかさに心がじくじくと痛み出す。
大「ごめん、そんな顔させたかったわけじゃなくて、その、」
先輩は珍しく言い淀んだ。
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cleam(プロフ) - 愛さん» コメントありがとうございます！短編集なので、タイトルどおり『息抜き』になっていたら嬉しいです＾＾他担様にそう言っていただけると、書いてて良かった〜！と思えます( ；∀；)是非、ここだけは他色くんたちにハマってみてください！笑 (2021年2月2日 10時) (
レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - 初めまして。こちらの小説大好きです。黒さんが一番好きなのですが、cleamさんのせいで青さんや他色まで気になって仕方ないです(笑)リアリティ過ぎ！大好きです！ (2021年2月1日 13時) (レス) id: ee826c6c27 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - 雪の王子様さん» 嬉しいお言葉ばかりで泣きそうです...！私も頭の中でこんな現実がいいな〜っていつも思ってるのでお仲間ですね（笑）情景が浮かびやすいようにしているつもりなのでそう言ってもらえてとても嬉しいです！お読みいただきありがとうございました（＾_＾） (2020年11月6日 21時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
雪の王子様 - コメント失礼します。すごくドキドキしながら読ませていただきました！こんなことが現実で起こってくれたら…泣 描写の仕方などがお上手だったのでお話にすぐ入りこめました。素敵なお話ありがとうございました。 (2020年11月6日 19時) (レス) id: 0ec33589bd (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - 黒糖きな粉さん» いえ！こちらこそありがとうございます！もう暫くお待ちください〜( ^ω^ ) (2020年10月7日 12時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cleam
| 作成日時：2020年9月14日 22時
