Asahi . きみのことなら ページ16
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『朝光ー？』
前に、ファンの人からふたりにしか出せない雰囲気が好きだと言われたことがある。
その時はそんな雰囲気があるのかと思いながら愛想笑いで返していたけど、たしかに俺もコイツといる時の空気が好きだ
アサヒ「んー？」
作業室にノックもなしに入ってきて
小さなソファを占領するA
俺に声をかけた割には用はなかったのか無言になったので
気にせず作業を進める
俺のひとり部屋がなくなった今、入り浸って彼女の昼寝場として扱われつつある俺とハルトの作業室
Aのための毛布とアイマスクを自分から置き始めた時点で招き入れてるようなもんだけど
『今度さぁ、』
アサヒ「……」
『…あ、お腹空いてきた』
アサヒ「……」
どこまでも自由なA
思ったことをすぐ口に出すから
話題のすり替わりがはやいのに、喋る速度が遅い
彼女の言葉の続きを待っていたのに
結局その続きを聞くことはなかった
作業を一旦中止して彼女の隣に座る
『珍しい、かまってくれるの？』
アサヒ『まあ、思うように進まなかったし』
『ないすー』
なんて、実は彼女が来た時から切れていた集中力
特別な感情はないにしろ
毎日会っていたとしても構いたくなるのがAだ
興味のない会話はほぼ聞かないから相槌は下手くそで、変顔をして話題の変更を訴えてくる。
実は俺だけにするその態度が好きだったりする
いつのまにかコロコロ変わるネイル。
前までは気にしていなかったが、初めて気がついて伝えた時の嬉しそうな顔が忘れられなくて、柄にもなく彼女の爪を気にするようになった
アサヒ『爪伸びてきたね』
なんて言い訳をしながら彼女の手を取って遊ぶ
そうすればスマホをいじっていたもう片方の手も止めて俺の方を気にしてくれるから、さりげなくこっちに注意を向けることができる
最近わかった、彼女の扱い方
『そーなの、ちょうど来週新しくしようと思ってて』
アサヒ『ふーん』
こういう時、なんて返すのが正解なのか分からない
彼女の手首から香るメンバーの香水
前までお気に入りだと言っていた香水をリピートしていたのに、いつのまにか独占欲に呑まれた男の匂いがするようになった
アサヒ『匂い、…』
『最近まっしーが貸してくれるの』
アサヒ『へー』
『優しいよねえ』
アサヒ『ん』
そういうのは自由だし、別にいいとは思うけど
ただ少しだけ
気に入らない
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bekuta- - アサヒとのお話最高です (2月16日 21時) (
レス) @page47 id: 9b5bbe83fc (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - りりちゃんさん» ええ泣いていいですか😭🩷うれしすぎます、、、‼️ぜひぜひ番外編でお会いしましょう‼️私の中でも大切な大切なお話なので妄想力働かせて必ず作りたいです！ (10月20日 23時) (レス) id: 232e126d99 (このIDを非表示/違反報告)
りりちゃん(プロフ) - また読みに戻ってきちゃいました😭この作品本当に大好きです！他の作品も読まさせていただいていますが、この作品は特別好きなのでもし機会がありましたら番外編などお待ちしております！ (10月20日 2時) (レス) @page47 id: 0c4dd5db53 (このIDを非表示/違反報告)
ちょえ(プロフ) - えむさん» 了解です。 (2022年8月4日 22時) (レス) id: 0039700096 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - ?.さん» ご報告ありがとうございます。わたしも確認したところ消されていました。ご迷惑をお掛けしてごめんなさい。 (2022年8月3日 12時) (レス) id: 232e126d99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむ
| 作成日時：2022年5月12日 16時
