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12時間目 ページ17



「遅くなってすみません。この場所は君達に任せて…他の場所からしらみ潰しに探してたので」

「…で何その黒子みたいな顔隠しは」

「暴力沙汰ですのでこの顔が暴力教師と覚えられるのが怖いのです」


その前に殺せんせーは国家機密なので暴力教師云々じゃないような気がします…


「渚君がしおりを持っていてくれたから…先生にも迅速に連絡が出来たのです。この機会に全員ちゃんと持ちましょう」

「…せ、先公だとォ!?ふざけんな!!ナメたカッコしやがって!!」

「ふざけるな?先生のセリフです。ハエが止まるようなスピードと汚い手で…うちの生徒に触れるなどふざけるんじゃない」


そう言う殺せんせーの顔は真っ黒…つまりド怒り…。初めて見ましたけど怖いです…


「…ケ、エリート共は先公まで特別製かよ
テメーも肩書で見下してんだろ?バカ高校と思ってナメやがって」

「エリートではありませんよ
確かに彼等は名門校の生徒ですが学校内では落ちこぼれ呼ばわりされクラスの名前は差別対象になっています。

ですが彼等はそこで様々な事に実に前向きに取り組んでいます。君達のように他人を水の底に引っ張るようなマネはしません

学校や肩書など関係ない清流に棲もうがドブ川に棲もうが前に泳げば魚は美しく育つのです。…さて私の生徒達よ彼等を手入れしてさしあげましょう。修学旅行の基礎知識を体に教えてあげるのです」


ゴンッ

皆さんがしおりで不良を殴るのは良いのですが、時透くんだけ手刀を食らわしてる事に驚きです




時透くんに拘束を解いて貰ってると


「…ねぇ、柚…どうして一人だけそんな状況になってるの…」


完全に怒ってます…周りを見ても何故か皆さん目を逸らします…


『えっと…二人を守ろうとしたらこんな風になりました…心配掛けてたらすみません…』

「本当…いつもいつも無茶ばっかり…命が幾つあっても足りないよ……良し解けた……はい、これ使って」


すると時透くんがカーディガンを貸してくれました

ここは素直にお言葉に甘えておきます


『…ありがとうございます』


渡されたカーディガンを羽織っていると


「七瀬ちゃん」

『ん?』

「さっきはありがとう。お陰で自分の居場所がわかった気がする」

『…結局の所自分の居場所は自分で作るしかないんです。ですので、私はお礼を言われるようなことはしてませんよ』

「でも、お礼を言いたくて」

そう言った神崎さんに私は瞬きを繰り返す


『…わかりました…どういたしまして』

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設定タグ:暗殺教室 , 鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:恋愛
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Ruriyuri - 読んでてとても面白いです。続きが待ち遠しいです‼️ (2022年3月16日 21時) (レス) @page39 id: 825b0bc841 (このIDを非表示/違反報告)
神崎葵。(プロフ) - 投稿お疲れ様です!とても面白いです!続き待ってます! (2020年4月12日 11時) (レス) id: 5d39630b57 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - 面白いです!続き楽しみにしています! (2020年3月31日 11時) (レス) id: 104d0cd352 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪雅 | 作成日時:2020年3月30日 23時

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