朝 ページ2
涼太Side
おはようございます。
阿部家の四男、涼太と申します。
お見知りおきを。
俺の朝は、家族みんなのお弁当作りから始まります。
今日、外に出ていくのは、辰にい、大にい、翔太、康二、真都、俺の六人だから俺のを除いて五人分作ればいいのか。
ちなみに俺はレストランを経営してて、そこでまかないを従業員たちと食べるからいらないんだよね。
まあこんだけの人数分作ろうと思ったら、最低五時には起きないと間に合わないんだよね。
美味しいって食べてくれるからそれを励みに毎朝起きてる(笑)
ちなみに、あと二人の弟は、ジムトレーナーと写真家で、お仕事に呼ばれない日はずっと家にいるからお弁当作らなくて済むしありがたい。
そして末っ子の亮平は、心臓が悪かったり、アレルギー持ちだったりで、食事に制限が多い。
だから、病院で処方していただいている、ひとカップ食べれば一日の栄養が全部取れるって言うすごくかっきてきなゼリーを、朝昼晩と一日かけてゆっくり食べ進める。
朝は俺。
昼は、照か蓮。
夜は大にい。
毎日その組み合わせで、亮平の食事を手伝う。
まあ、そんな感じかな？
康二「涼太にい。おはよう。」
涼太「康二、おはよう。悪いけどみんなのこと起こしてきてくれる？」
康二「わかった！行ってくるわ。あ、今日亮平どうする？」
涼太「後で起こしに行くからいいよ。あ、あと大にい昨日任務で帰り遅かったから寝かせといてやってよ。辰にいも分かってるはずだし。」
康二「オッケー。任せとき！」
康二は今になってもまだなお自分で起きることのできない20を過ぎた大人を起こしに行ってくれる。
早起きのできる貴重な人材。
ちょっと泣き虫なのがたまにキズ。
辰哉「おはよ〜」
真都「涼にい、おはよう！」
照「おはよう。」
蓮「おはようございます。」
康二「翔太にい起きてくれんかった(´;ω;｀)」
涼太「またかよ！起こしてくるから、康二は待ってな？」
辰哉「一緒に大介と亮平も起こして来たら？時間ももう結構来てるし？」
涼太「うん。そうする。」
さあ、朝の問題児と、昨日遅くまで頑張ってくれた兄と、超絶可愛い弟を起こしに行きます！
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