目黒くんと先輩ちゃん。 Ren Meguro (ページ9)

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‧⁺ ⊹˚. ページ9

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You

あの日を境に、

目黒くんは昼休み、

私を回収しに来るようになった。

蓮「先輩、今日こそは…」

今まで全く回収されてはないんだけどね。

翔「A借りる、ん、こっち来い」

翔太が回収に来やがるからね。

だからと言って翔太とお弁当を食べる訳じゃなくて

目黒くんがいなくなるまで色んな話をされるだけ。

目的は不明。

「ねぇ翔太ご飯」

翔「やば、時間ねぇな」

そう言って渋々解放してくれる翔太

教室に駆け込んだ瞬間目に飛び込んで来たのは

私の友人と話している目黒くん。

「え、目黒くん！？」

蓮「あ、先輩」

「あ、じゃなくて、なんで教室の中いんの」

蓮「歓迎されました」

「……あーもう！明日からお弁当一緒に食べるから」

半ば勢いで言ってしまったけど

目の前の目黒くんの顔がどんどん明るくなっていて

不覚にも可愛いなって思ってしまった。

蓮「え、いいんですか？え、え、」

「もーいいから、早く帰れ、」

蓮「あ、先輩照れてるー」

「照れてないばか」

蓮「先輩ってお弁当手作りですか？」

「まぁそうだけど、」

蓮「俺の分も作ってくださいよ」

「調子乗んなまだ早い」

蓮「え！？まだってことは…」

「まじ早く帰れ」

その後必死になってお弁当を食べたのは、

目黒くんには秘密。

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