目黒くんと先輩ちゃん。 Ren Meguro (ページ17)

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‧⁺ ⊹˚. ページ17

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You

照「まじでテンション高いな」

「だってふっかさんに会えるんだよ？」

照「今日ふっかの店の方行こっか」

ふっかさんこと深澤辰哉は

お兄ちゃんの幼なじみで、

私の初恋の人。

彼と初めて出会ったのは

まだ私が小学生の頃で

ふっかさんもお兄ちゃんも中学生だった。

私にとって優しくしてくれる

お兄ちゃん的存在だったふっかさん

憧れに近かったんだと思う。

そんな彼は今

家族が経営するカフェで働きながら

少し遠い大学へと通っていて

会うことも凄く少なくなった。

ちょっと寂しいとか…絶対言ってやんない、

あの深澤、すぐ調子乗るから。

昔よく来ていたここの海

ふっかさんって海の似合わないイケメンだよね

って言ったら、それでもニヤニヤして

俺の事イケメンだと思ってんだ？

とか言われたから尚更言いたくない。

照「ふっか〜？」

辰「照〜って、え？A来るなんて聞いてない」

照「え、だって言ってねぇもん」

「ふっかさん久しぶり！」

辰「お久〜てか、最近既読スルーしたっしょ？」

「バレてた…てかキモいの送ってくるからでしょ」

辰「俺の自撮りキモいとか言うな」

テンポの早い会話

ちょっとよそ見したら見失いそう。

「ふっかさぁーん、海行こ！」

辰「好きだな、海」

「いいじゃん！ほら行くぞバケモノ」

辰「俺バケモノじゃねぇから行きませーん」

「うぁ！ごめん！辰哉行こ！」

辰「え！辰哉呼び初めてじゃない？」

「はーやーくー！」

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