目黒くんと先輩ちゃん。 Ren Meguro (ページ15)

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‧⁺ ⊹˚. ページ15

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Ren

どんどん暑くなってくるこの時期

部活の時間とかまじ洪水状態になるくらいの汗。

そろそろ夏休みだから

それだけを楽しみにやり過ごすしかないと

皆話している。

最近知ったこと。

先輩が、めちゃめちゃ行事が好きなこと。

体育祭とか文化祭が楽しみすぎて

早く秋になって欲しいらしい。

いや……可愛いな。

約束してたお弁当の日

先輩は予想通り笑顔で走ってきた。

「まじ暑いな」

蓮「そうですね〜」

「ん、これあげるわ」

先輩から渡されたのは

某有名企業の美味しいスポーツドリンクで、

めぐろくん用、と可愛らしくて綺麗な字で

書いてある。

蓮「まじすか、？」

「うん、部活の時とかに飲んで」

優しすぎる先輩に感謝しながら

大事に抱えて教室に帰った。

俺は凄い単純なのかもしれない。

先輩にもらったものが、

全部輝いて見える。

康「めめニヤニヤしてる……」

大「目黒！顔がやばいぞ！それでも顔良いのかよ！」

蓮「いや違う、えっと……」

必死に言い訳を考えながら

スポーツドリンクをしまった。

最近の先輩からの差し入れは

食べるとより一層美味しくて

飲むとより一層美味しくて

なんだか夢のようだ。

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