‧⁺ ⊹˚. ページ11
・
Ren
わかってたけど、
先輩の口から出るのは
一緒にいるはずの俺と変わらない数の
翔太ってワード。
あんなイケメンに俺が適うわけなくて
この恋はもう、叶うわけなくて。
明日の予約はされちゃったから
明後日の予約をする。
あの美味しいハンバーグは次、
俺のためじゃなくて、
翔太くんに作られて。
康「めめ！どうやった！？」
蓮「明後日も食べてもらえるって！」
大「え！まじか！」
自分のこと以上に喜ぶ2人を見てると
さっきまで悩んでたことが
全部吹き飛んでいく感じがした。
蓮「いやまじお前ら最高だな」
康「いや、やっぱ俺ら天才やねん！」
大「俺は天才だ！」
教室の中でめっちゃ目立ってるけど、
そんなのお構い無しに続ける2人。
まだ昼休みだからセーフ…
だと俺は思い込んでるんだけど、
2人は多分何も考えてない。
とか言ったら怒るから言わない。
康「やっぱめめ恋してんな！」
目がもう恋してるもんね、
めめの目がめめの目やからな
とか意味わかんないことを延々と言ってる康二。
そのあとは平和に授業を受けて
部活へと足を早める
なかなか顧問が厳しいから、ゆったりしてられない。
言い忘れてたけど、
俺らは全員部活がバラバラ。
佐久間が帰宅部、康二が美術部、俺がサッカー部。
美術部は比較的早く終わるんだけど、
俺と一緒に帰りたいからって
康二はサッカー部の見学をしていく。
康「いやーめめ、今日も流石やったな！」
蓮「ふは、康二ルールとかわかんの」
康「ちょっと舐めてる？めめ見てたら覚えてった！」
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作者名：natsu | 作成日時：2022年8月2日 10時
