不機嫌と偶然 ページ11
渡辺さ、翔太さんの視線が怖い、多分
本人は何を思っているのか分からないけど無言の圧がかかってる気がする。
バク転は体育でやったっきりだったがそれなりに出来た。(体育はボーッとしてる事が多かったが)照さんがアドバイスをくれたお陰で2回目は我ながら上出来だったのではと思った。
多分偶然だけど。
照さんがロンダートという技を教えてくれた。聞いたことはある(気がする)がやり方が分からなかったためお手本を見せてくれた。
その長い脚をシュッと伸ばしてまるで重力がかかっていない様に軽々と宙を舞った。
その美しさに一瞬で心を鷲掴みにされた。
深澤さんが緊張を解してくれたような気がする。
脳内で何度も再生して実際に挑戦してみる。
『ぅぎゃっ』
勢いを付けすぎた脚は若干曲がってしまいバランスを崩しその場に降りた。一応着地は出来たもののまだまだだと思う。
けれどここで諦めたくないと謎の戦闘心に任せてもう一度挑戦を試みた。
『！やった、！』
ようやく全ての条件が揃い着地が出来た。その喜びを分かち合いたくて目を開いて皆を見る。
深澤君と佐久間君は褒めてくれた。優しい。
阿部さ、ちゃんと舘様も表情が優しくなった様な、そうでもないような、
岩本さんはまたアドバイスをくれる。
それでもやっぱり渡辺さんは怖い。
何をすれば認めて貰えるかなあ
岩「結構頑張ったね、休憩しよっか」
『っ、はい』
その一言でその場に座る人、外に出る人と分かれた。
渡辺さんはその場に座って水を飲んでいた。
わた、俺はマットの上に変わらず居て、再びバク転を練習した。
渡「おい、」
『っ！はい、？』
焦った。深澤君に初めて話しかけられた時、いやそれ以上に焦った。
渡「お前練習してた？」
『えっ、してない、です、』
何、え、下手だったかな、怒られるかなと不安になる思考を遮った渡辺さんの言葉は
渡「すげえな」
『は、はい？』
言われると思ってなかったその言葉に思わず聞き返してしまう。
渡「いやだから、すげえなって言ってんの」
『っ、えと、え、あっあのえっと、』
かなり焦ってるのが自分でも分かるがどうしようもない。
渡「、はっ！笑」
その途端笑い出した渡辺さ、翔太さんに余計に疑問を持った、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 507人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無し(プロフ) - ミルクさん» こちらこそ本当に申し訳ありません……いつでもどうぞ！宜しければ強がりは紅一点４の方に投稿して頂けると嬉しいですm(._.)m (2021年7月1日 14時) (
レス) id: 8d128bf771 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - ごめんなさい、、質問いいですか？とか言っておきながら質問する内容を忘れてしまいました、、、本当にごめんなさい、、思い出したら質問していいですか？ (2021年6月30日 19時) (レス) id: d4655b2f55 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - ミルクさん» すみません本当に返信遅れてしまいました……！申し訳ありませんm(._.)mどうぞ！ (2021年6月30日 19時) (レス) id: 8d128bf771 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - すみません…質問って大丈夫ですか？ (2021年6月8日 21時) (レス) id: d4655b2f55 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - Snowさん» わあああコメントありがとうございます(;_;)楽しんで頂けて嬉しいです(^^)引き続き宜しくお願い致します。 (2021年1月15日 17時) (レス) id: 8d128bf771 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：名無し | 作成日時：2021年1月10日 23時
