Hoffnung (ページ7)

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ﾊｧﾊｧｯ…

ここまでこればもう来ないだろうと手を離した

そう安心した時だった

｢ねえ!そういえばなんだけど名前何?｣

と彼に聞かれた

青年も気づいた

俺名前も知らない人の仲間になろうとしてたのか…

彼も思っていた

俺、名前も聞かずに仲間にしようとしてたのか…

…もしかしたら頭は似たもの同士なのかもしれない

｢俺は蓮。目黒蓮っす。｣

｢おっ!いい名前じゃん!俺はね、佐久間大介!｣ﾆﾋｯ

青年、いや目黒は驚いた

いい名前だなんて言われたことなかった

少し嬉しくなった

つられて目黒も

｢佐久間くんこそいい名前っすね｣

ほんと!嬉しいな～!

そう言いながら笑う彼、佐久間

青年はとても綺麗な笑顔だと見ていた

でも、佐久間の顔はどんどん青ざめていった

不思議に思った目黒は聞いた

｢どうしたんすか?何かあったんですか?｣

｢いや実はね、このこと仲間に言ってないのよね～｣ｴﾍｯ

｢は?｣

本日3回目である

やばいやばい!どうしよ!

と彼は声を荒げている

え…?聞いてもないのに俺を誘った?

でも、今までの佐久間の行動を見ればそれも納得できた

｢え、どうするんすか。しかもこんな時間っすよ｣

今いる公園の時計を見てみるとAM3時

時計を見て更に焦りだす佐久間

やばい!3時には帰るって言ったのに!

目黒は一人あたふたしている佐久間を見て微笑んだ

ほんとに面白い人だなと

｢あ!笑った!目黒が笑った!!｣

目黒の笑顔みたいなって思ってたんだよね!

そう言われて目黒は下を向いた

およよ?と佐久間は顔を覗き込むと

｢み、見ないでくださいよ…恥ずかしいっす｣

なんと目黒が顔を赤くしてたのだ

｢目黒って可愛いね!｣

佐久間は思わずそういった

更に目黒の顔は赤くなる

佐久間は笑った

ほんとに面白い奴だなと

｢あ、あの!こんなことしてていいんすか?｣

｢…そうだった!!｣

今度は佐久間が目黒の手を握った

走るよ!そう言いながら駆け出す

またっすか…と愚痴をこぼしながらも駆け出す

ﾊｧﾊｧｯ…

そういえば前にもこのような事…

デジャブだ((

｢ここが家…すか?｣

目黒は唖然としていた

そうだよ～!と佐久間は言う

驚くのも当然。

とてもでかいのだ

とてもでかいのだ((

唖然としている中佐久間はどう言い訳をしようか考えていた

でも、考えることが苦手なのでもう放棄した((

｢はい!行くよ!｣

佐久間は意を決して中に入る

え、え、ちょまだ心の準備が…

という声を無視して