Hoffnung (ページ12)

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ﾌﾌｯ

思わず笑みが溢れた

とても愉快な住人たちだ

やはりいい人の友達はいい人だと

｢君、笑った顔いいね｣

と深澤が

｢へ?｣

と思わす声を出す

その表情と声につぼったのか佐久間が笑い転げている

舘様は微笑んでいて

阿部と岩本は顔を合わせて笑っている

深澤も笑っていた

この人達となら一緒に暮らせそう

そう思ったときだった

｢あ、言ってなかったけどまだ住人はいるからね｣

え?まだいる?

ん?理解が追いつけない

ただでさえ今頭の中で今の住人の名前を必死に言ってなんとか覚えられたのに

なんと俺は百面相をしていたらしい

いつの間にか舘様以外の全員が笑い転げていた

俺が追いつけていないとき

こっそり舘様が教えてくれた

…なんとなく舘様と呼ばれる理由がわかった気がする

｢ﾊｰｯ、笑った笑った!ほんと面白い奴が来たね～｣

と深澤

俺連れてきて正解でしょ!?という佐久間の頭を叩く岩本

遅れてきたのは誰?と阿部が怖い笑みを浮かべている

ああ、ほら!自己紹介!と佐久間は誤魔化す

｢あ、目黒蓮です。呼び方は何でも、何故か佐久間くんに呼びかけられてここにいます。…こんな俺っすけどいいんすか?｣

｢いいよ～｣

と軽く返事をする深澤

｢佐久間が呼ぶってことは悪いやつではなさそうだしね｣

と考える阿部

｢まあ、ここに来たからには俺の特訓受けてもらおうかな～｣

と自信満々の岩本

｢ようこそ、俺らの家に｣

と目黒にほほえみかける舘様

｢これからはここが目黒の家だからね～!｣

と笑う佐久間

｢…ありがとうございます。これからよろしくお願いします。｣

｢「「「こちらこそ。/!」」」｣

残りの人達と仲良くできるのだろうか

想像を膨らます目黒

残りの3人は少々仲良くなるのに時間のかかりそうだ

と心の中で苦笑いをする4人

残りの3人は…爆睡している

さて、これからどんなことが起こるのだろうか