EP3.写真の中の思い出〈2〉 ページ25
Aside
外はもう暗く、人はいない。少し呪霊の気配がするような気もする……あら、電話かしら？
相手は……真希ちゃんだわ。
「真希ちゃん、こんばんは〜。どうしたのー？」
［もしもし、(なまえ)？今パンダと棘と美月と一緒にトランプしてるんだけど］
あら、2年生のみんなが美月と一緒に遊んでくれてるのね。戻ったら私も混ざっちゃおうかしら。
「ありがとうね〜、それで、何かあったの？」
［ああ、美月が急に目が変な感じがするって言い始めてな。覚眼がずっと元の目に戻らないんだ、原因分かったりしないか？］
目が戻らない……そんな事今まで無かったわね。すぐに戻るべきかしら？でも、安室さんの事も心配ね……
［もしもし、(なまえ)さん？わたし大丈夫だよ！みんなと一緒にいるから、こわくないよ。(なまえ)さんは、お仕事がんばって！］
電話から美月の声が聞こえて来た。後ろからは棘やパンダが、［よく言ったぞ美月〜！！］［しゃけしゃけ！！］と、はしゃいでいる声が聞こえてくる。
なんだか大丈夫そうね、私は原因を調べることにしましょう。
「美月、ありがとう。でも無理したらだめよ〜？何かあったらすぐ言うこと！私は原因を調べるから、何か分かったらまた連絡するわね」
［うん！わたしみんなとまたトランプの続きするね！またね、(なまえ)さん！］
［あ！待て美月！ババ抜きはもう無しだぞ？俺達絶対勝てないんだからな！？］
ふふっ、元気そうね〜と思いながら私は電話を切る。コンビニで無事必要そうな物も買い終え、私はすぐに事務所へと戻った。
事務所に着くとすぐに蘭ちゃんが出迎えてくれて、家の中へと入れてくれた。安室さんは布団の中でぐっすり眠っていた。
「これ、風邪薬買ってきたから起きたら飲ませてあげてくれるかしら？それとお菓子も買ってきたからよかったらみんなで食べて欲しいわ〜。急なお願い聞いてくれてありがとうね」
私はコンビニで買った物を蘭ちゃんに渡しお礼を伝えた。
「いいんですよ〜、ありがとうございます！安室さんにも夜桜さんにもいつもお世話になってますから」
蘭ちゃんはそう言って「もう遅いですけど、よかったら何か飲んでいきますか？」とキッチンの方へと向かった。
「大丈夫よ〜、薬だけ渡しにきたつもりだから。蘭ちゃんはとっても良い子ね〜」
これ以上事務所にいたら迷惑になるでしょうし、美月の事もあるからね。はやく行かないと…あら？これって……っ！！
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唄海(プロフ) - プスメラウィッチさん» プスメラさん初めまして、コメントありがとうございます！オチは今のところまだ未定です。五条オチもいいですね！考えさせていただきますね。応援よろしくお願いいたします！ (2022年7月31日 12時) (
レス) id: 7262bd6081 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2022年7月24日 20時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唄海 | 作成日時：2022年6月5日 18時
