【名探偵コナン】花屋で働く彼女は愛されているそうです【呪術廻戦】

EP2.月の首飾り〈6〉 ページ18

コナンside

「まったく、ついてきたら危ないじゃないか」


「あはは、ごめんなさい。あ、バイク右に曲がったよ」


俺と安室さんは車でさっきのバイクを追っていた。それにしても、さっきは危なかったな、七海さんに止められなかったら俺は……


奴らが被害者の女性からバッグを奪った理由はなんだ？金目当てか、それとも何か他に理由が？それは後から分かるか。


「ねえ安室さん。安室さんって、夜桜さんと知り合いなの？」


俺はbloomにいた頃からずっと気になっていることを聞いた。俺が聞くと安室さんは少し動揺した。


「いや、彼女と会ったのは今日がはじめてだよ。どうしてそんな事聞くんだい？」


はじめてなのか……だが、bloomでの安室さんの様子はおかしかった。急に袋を握りしめて、その後ずっと夜桜さんのことを気にしているようにも見えた。


いや、夜桜さんじゃなくてネックレスを気にしてたのか？でも安室さんはずっと夜桜さんを見つめてたし……


「なんとなく気になったの！安室さん、夜桜さんの事すごい気にしてたみたいだったから」


「ーーーーいや、僕が気にしてたのはあのネックレスだよ」


「夜桜さんがつけてたやつだよね。たしか安室さんの友達が昔似たようなのを持ってたって……」


安室さんはハンドルを握りしめた。その友達と何かあったのか？安室さんのこんな様子はじめて見たぞ……


ん？メールだ、一体誰から……あ。あの人もこっちに来るのか、そりゃそうだよな、俺が安室さんについて来ちまったんだから。


俺は一言だけメールに返信してすぐに携帯を閉じた。安室さんに見られるわけにはいかねえしな。


「コナンくん、どうやら奴らの隠れ場所に到着したみたいだ。僕は行ってくるから、君はここで待っているんだよ」


安室さんは、「すぐに戻る」と言って車を降りて行った。敵の人数多かった気がするが、安室さんなら大丈夫だろう。


向こうの建物は使われてないのか？いや、バイクが止まってる。もしかしてあそこにも……行ってみるか。


俺は車から降りて建物の近くに行った。この距離ならバレずに中の様子が見れる……男の声？

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