転転生！3【僕のヒーローアカデミア】 (ページ29)

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「無事かっ！少年たちよっ！！！」

　ちょっとふざけ気味で事前に聞いた病室のドアを開ける。

「・・・・・あれ？」

　しかし誰もいない・・・・。え、部屋間違えた！？と思い確認するがあっている。なんでおらんのや！！

「えー、どうしよう。あんま時間ないし・・・・「なにやってんだ？」うぉ！」

　突然の声に驚いた。振り返れば患者衣を着ている轟くんがいた。

「と、轟くん！」
「あぁ、なんだ？」
「大丈夫！？えっと、死んでない！？」
「生きてる」
「だよね！じゃなかったらここにいないもんね！？あ、怪我は！？」
「大丈夫だ。・・・・この会話昨日もしたぞ」
「そうだけどさっ！」

　そう、実は昨日の夜にもしている。
　羽脳無を倒して地上に落ちたらなんか「あ、やばいときに来てしまった・・・」的な！重要なシーンになにコイツいきなり来たんだ。的な時に私が現れた後。警察や救急車が来た時、私はクラスメイトたちのもとに行き、同じ言葉を言ったのだ。

「いや、確認だよ！確認・・・・」
「そうか・・・・」
「えーっと、なんかお疲れ様。ってかなんで誰もいないの？」
「あぁ、今診察中だ」
「そ、そう」

　診察か、なら仕方がない。

「・・・・お前は、大丈夫か？」
「え、何が？」
「あの時、敵と戦っていたんだろ？怪我とかないか？」
「あー、まぁね。怪我はかすり傷程度だったから自分で治したから大丈夫！」
「そうか」
「・・・・」

やばい、会話続かない。どうする？本当は他の子たちの顔を見て帰ろうと思ったんだけど診察中って言うし、待つ？あ、でも時間。・・・・えぇい！
　私はバッと轟くんの左手を両手でつかむ。それに驚く轟くん、申し訳ない。