転転生！3【僕のヒーローアカデミア】 (ページ13)

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『やぁ、君が轟焦凍くんだね。体育祭お疲れ様』
『・・・・・あんた誰？』
『僕は羽生創史って言うんだ。はいこれ名刺』
『・・・・羽生グループって大手企業じゃねぇか』
『まぁね。轟くん、うちの真希にやられた傷は大丈夫かい？もしなにかあったら言ってくれ』
『リカバリーガールに治してもらったから大丈夫です。“うちの”って』
『あぁ、真希は僕の・・・なんて言うんだろう？関係者みたいなもので血のつながりはないが、昔真希の家族にお世話になってね、僕にとっては娘みたいなものさ』
『・・・・・』
『体育祭すごかったよ。頑張ったね』
『ありがとうございます』
『こんないい子のなのに、あの人はまったく、君たちの勝負の前にね真希に手を上げようとしたんだよ』
『え・・・、す、すみませんでした』
『君が謝ることじゃない。謝ってはいけないよ、真希は君の為にエンデヴァーと戦ったのだから』
『俺の為に』
『あぁ、“私は彼の力と戦います。その邪魔をしないでください”だったかな』
『・・・・・』
『ありがとう、真希と“本気”で戦ってくれて』
『いや、俺の方こそ』
『君との戦いで彼女はまた一歩ヒーローに近づけた、いいヒーローになるよ。真希も君も』
『俺は、・・・・』
『おっと、ここまでのようだ』
『・・・・・おい、羽生。貴様誰がこいつと話していいといった』
『・・・・親父』
『いいじゃないか、僕が誰と話そうが。あ、なにやきもち？』
『ふざけるな！』
『まぁまぁ落ち着いて、仕事の話をしようじゃないか』
『・・・・ふん、来い』
『じゃあね、轟くん。真希のことこれからもよろしくね。あ、もちろんうちの息子も』
『息子？』
『あぁ、・・・・それじゃ』

　回想終了

　なんてこと言ってんだ羽生さん。

「あ、いや、あれは・・・・」
「ありがとうな、望月」

　轟くんが笑って、お礼を言う。その笑顔にドキッとした。割とガチ目で。

「・・・どういたしまして」

　イケメンこわっ・・・・。