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昼休み、指名をもらった真希はリストをじーっと見つめていた。
「多すぎてなにがなんだか・・・・」
歩きながらボーっとリストを見る。すると、ドンっと人にぶつかってしまった。
「あ、すみませ」
「いってーな。あぁん？望月じゃねーか」
「不動」
まさかぶつかったのは不動だった。
「ちゃんと前みて歩けよな」
「ごめんごめん」
「んで、何見てんだ？」
「あぁ、職場体験の指名」
「へー、・・・・げっ！多いな、流石1位様は違いますねー」
「そんなこと・・・・あるのか？」
「なんだよ、嫌味か？」
「いやそっちが先に・・・」
「あれれ〜？体育祭１位様じゃないか」
「・・・・誰？」
突然現れた金髪に首をかしげる。
「俺と同じクラスの奴」
「へぇー、不動友達いたんだ」
「お前、俺をなんだと思ってやがる」
「あだだだだだだ、ちょっ！ひゃにしゅんだぁ！(なにすんだ！)」
頬を引っ張られる私、地味にいたい。
「ちょっと、僕を無視しないでくれる？」
「あぁ、ごめん(無視した覚えはないが・・・)。初めまして望月真希です」
「ふん、誰がA組なんかに名のる・・・」
「こいつは物間だ」
「物間くんか」
「何を勝手に教えてるんだ不動！」
「いいじゃねーか、名前くらい」
「よくないっ！」
なんだこの人・・・・。
「こいつA組にめんどせー恨みあんだわ」
「へぇー」
「反応薄いな」
「あれでしょ？爆豪とかでしょ？あいつのせいでA組恨まれること多いかなーって」
「まっ、体育祭の宣誓であんなこと言ったくせに２位だもんな」
「あはははー」
「だから、僕を無視するなっ！」
なんだお前、かまってちゃんか・・・・。
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作者名：tOuka | 作成日時：2018年7月27日 11時
