薄紫色のリストバンド２ (ページ2)

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私の声に気づいて皆が応援座席に顔を向けた

花咲「っ！！A先輩！！！」

貴方『久しぶり～！桜ちゃん、皆も

約束通り会いに来たよ』

天童「Aちゃん発見～！！！」

五色「Aさん！！」

皆に手を振り返す

皆の手にはリストバンドかつけられていて
それだけで胸がジーンとくる

花咲「先輩！

私、ドリンクもスコアも仕事全部できるようになりました！！」

五色「俺のこと見ててください！」

川西「あれからブロックの練習頑張りました

たくさんドシャット決めます」

白布「まだまだ未熟ですけど、見ててください

俺だってたくさん練習してきたんで」

大平「まだまだ、１、２年には負けられないからね

頑張るよ」

瀬見「サーブ絶対に決めるから見ててくれ！」

山形「絶対にボール落とさないで繋げて見せる！」

天童「俺だって相手の心折るくらいにドシャット決めちゃうもんね～」

牛島「必ず勝つ。勝って必ずお前のチームと戦う」

花咲「だから！！見ててください！

私たち皆、あれから頑張ったんです！」

貴方『私だって.....』

私は足元に置いてある鞄から、白鳥沢のジャージを取り出した

そして皆に見せるようにジャージを羽織る

貴方『しっかり見てるから！

今日だけは白鳥沢マネージャー、白崎Aに戻るから』

私は皆とお揃いのリストバンドを見せるように
前に突き出す

貴方『勝って、一緒に戦おう』

私の言葉に皆、笑顔を見せた

ｱﾅｳﾝｽ「白鳥沢学園、烏野高校の生徒は整列して下さい」

牛島「A」

若利達は歩き始める

牛島「必ず勝つ」

そういって皆はリストバンドをつけている手を上に上げる

あぁ、嬉しいな

このリストバンドが私達を繋いでくれてる

今日だけは、白鳥沢にいた頃の私に戻ってもいいかな