栗花落姉妹はシスコンすぎる【鬼滅の刃】

桜餅さんは凄い ページ6

「えっと...はい！わかりました」

多少戸惑ったけれど、仕方がない


この和菓子、材料はシンプルだけど作るのが大変

=高い


まぁ、お金持ちのお嬢様なのかな？


「あってよかったぁ、これ凄く美味しいって聞いたから食べてみたかったんです！！前、来たときは売り切れてたし...」

「それは！光栄ですね」

前も来たことあったのかぁ...私、見たことなかったなぁ

出掛けた時にでも来てたのかな


「蝶屋敷の子や柱の皆さんにもあげないと...ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ」


超屋敷？柱？えっ、このお姉さん、宗教の人かなんか？

柱を祀ってるの！？


すごっ！そんなのに信者とかいるの？

教祖はこの人なのか？


「えーと...頑張ってください」


すると桜餅さんは驚いた顔をして、可愛さ百点満点な笑顔で

「はい！！」と


頷いた


いや、こんな人が怪しい宗教なわけない

私の勘違いかぁ


桜餅さんは私が包んだお菓子を幸せそうな顔をして去っていった


「お嬢ちゃん！こっちに餡蜜ひとつ！」

「はい！わかりました」



＿＿＿＿＿＿NOsied


鬼殺隊、蝶屋敷


「しのぶちゃーん！」


急患も訪れず、平和な蝶屋敷に一人の少女が現れた

先程の少女である


名を甘露寺蜜璃といった


「甘露寺さん、どうしました？」


そこにも少女が現れた

名を胡蝶しのぶ


「しのぶちゃんが言ってた鈴蘭の幸せを買えたのよ〜」

その言葉にしのぶは驚く

「まぁ、本当ですか？凄く人気な筈ですが...」


「そうなの〜！頑張って朝早くから行ったのよ！！だから、蝶屋敷のみんなを呼んで食べましょ」


しのぶは考えた

きよ、すみ、なほ、アオイは食べるでしょうが、カナヲはこういうのは...


「わかりました、部屋で待っててください」

「わかったわ！」


甘露寺はルンルンと客室に向かっていった


さて、どうしましょうか？

カナヲをどう説得するか、ラムネしか好まないですからね


まぁ、先にアオイ達を呼びましょうか..


ーーー

しのぶはカナヲの部屋の前に立っている

そして意を決意したのか扉を開けた


「カナヲ、甘露寺さんがお菓子を持ってきてくれたので食べませんか？」


カナヲと呼ばれた少女はゆっくりと振り返る


「なんというお菓子...ですか？」

「確か、鈴蘭の幸せという...「食べます」！？」


カナヲがここまで食いつくのは珍しい

少し不思議に思いながらも

「わかりました」


と伝えた


一方カナヲは全く別のことを考えていた

鈴蘭の幸せ...


それは...

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