邪神の娘【オリキャラ】 (ページ10)

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『君は、知ってるかい』
『嘘をつくことの美しさを』
『教えてあげよう』

………誰………

『君のマスターだ』

………マスター………

『そうだ』

『さぁ…殺るんだ。あの里は、君の父親がいる里だ。君たちを売った父親が。君たちを見捨てた奴らの住む里だ。彼らを殺せ…いいな？』

______はい、マスター______

………嫌だ

______マスター、完了しました______

『いい子だ、さぁ、帰ろう』

______はい______

『泣く必要などないだろう？なぜ泣いているんだ…そうか、まだ…人を殺すことが嫌なのか』

______申し訳ありません、マスター______

『…まだ、治療が必要だな』

______…はい______

………もう嫌だ

『ほら、行くぞ』

______はい______

『君の母親がいる村だ。虐待を見て見ぬ振りした君達の母親が…やれるだろう？』

_________はい、マスター_________

『いい子だ、さぁ…行ってきなさい』

_________はい_________

……………泣く……？

『今回は泣いていないのだな』

_______はい、マスターのお陰です_______

『クックック…それでいい…帰るぞ』

_________はい_________

…………やだ……

あぁ…嫌だ…

もう…やめて……

もう、許して…これ以上は…殺したくないよ…

…………お願い…だから………

いくらでも…実験体になるから………

……実験の…薬は…全て…適合したでしょ……

………せめて……お姉ちゃんだけでも………

…………ヴェリテ姉を………

……………唯一の…家族を………

……助けて………

『何？お前の姉を…助けろ？…No.5だったか』

______はい______

『聞けないな、お前ら姉妹は薬の適合率がかなり高い。異常な程に。わかるな？』

_________はい、申し訳ありません_________

『黙って、俺の言う通りにしろ』

_________はい_________