邪神の娘【オリキャラ】 (ページ7)

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涙の理由ページ7

「なんで当たらないか…教えてあげるよ」

ボクは、血溜まりの中立つ警官に向かって話す。

「お巡りさんさ、震えてるよ？…それも、かなり…怖いんでしょ、逃げたいんでしょ？…10秒間だけ、好きに行動していいよ」

そしてボクはカウントする。

いーち、にー

警官は震える手でボクに狙いを定める。

さーん、よーん

引き金に指をかける。

ごー

でも…狙いは…ボクの1メートル右くらいかな、だから当たらないって言ったのに

ろーく、なーな、はーち

とうとう…引き金を引く。

きゅーう

「じゅう」

ボクの声とともに発砲音が響く。

「あは、あはははははは‼」

可笑しい、面白くて堪らない！
あの警官の絶望した顔…！
涙が零れ落ちている…！

…ダイスキだ、その顔が‼

「さあ…殺してあげるよ」

ボクは、一気に近づいて…警官の心臓を突き刺した。

「がっ…ぐぁ…」

ねぇ、痛い？痛い？痛いんでしょ？苦しいでしょ？あははは！

「…もし…キミに…良心が…残っているなら…出頭して…くれ………まだ…間に合…」

「うるさいね」

うるさい、煩い…黙れ……黙ってくれ‼

警官は、よく分からない事をボクに言って、息絶えた。

…やっぱり、人殺しは…楽しいや

……この、頬に伝うものは何だろうか。
……酷く、懐かしい気がする。
……でも、ボクは…こんなの知らない。

…さあ、帰ろう。
…邪魔者は…殺していいんでしょ？

master…