検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:3,139 hit

第1話 ページ5

桜が咲き誇る4月上旬。
私―ハルはパルデア地方へ引っ越してきた。
私の住む家はプラトタウン、というところにある。同じタウンの人たちとは仲良くなりたい。
明日が転校初日なため、今日は自由だ。
私は早速家を出ることにした。

(やっとだ…!)

私の故郷の村はポケモンがいなかった。理由はただ一つ――超ド田舎だから。
だから私はずっとポケモンに会いたかった。世界を旅したかった。
ついに会える!

勢い余ってドアを開けると、

「うおっ」

と人の声がした。
え、と声をもらす。そして私が何をしてしまったのかを理解し、声のした方へ頭を深く下げた。
「ごめんなさい!すみません、勢い余っちゃって…怪我は無いですか?」
ヤバいヤバい。やってしまった。パルデアはかなり発展していると聞いている。
てことはつまりギャルとかヤンキーも多いのでは。
私が頭を下げたまま焦っていると、上からふふっ、と笑い声が聞こえた。

「貴女、ちょっとしたことで謝りすぎじゃない?怪我ないし。全然大丈夫だから」

頭を上げると、少し血がのぼってしまったようでクラクラした。
前を見ると、田舎では絶対に見ないような美少女が立っていた。
金色の髪のショートヘアはふわふわしている。瞳は透き通った緑色をしていた。
「あ、そ、そうでしたか…良かったです」
姿に見とれてしまって頭が回らなかった。

「私エマ。貴女はハルさんであってる?」
「あってます、けど…」なんで私の名前知ってるんだろう。

「それなら良かった。私がパルデアを案内してあげる」

案内…?ていうか、よく見たらこの人同い年くらいかな。
「何歳です?」
気づいたら、そう質問していた。
エマさんはムッ、とした表情を見せた。
「デリカシーないの?」
「そっ、そういうわけでは」
大人びているけど、今の表情とかどことなく幼いような?
「…そういえば、なんでエマさんが私の案内を?」
「あのねぇ。私だってやりたくて来てるわけじゃないの。」
そこから声が小さくなりブツブツ言っていた。
「四天王の奴ら、私に仕事押し付けやがって…まぁチャンピョンの信頼を得られるなら?それで良いけど」

(よく聞こえない…)
「あの、」と私が声をかけると、エマさんは誤魔化すように手を振った。

「なんでもない。さぁ、行きましょう」

一体何者なんだろう?
まぁ、優しそうだし良い人なのは間違いないだろう。
案内してくれるのは有り難いし。


「こっちよ、ついてきて」

「はい!」

第2話→←参加者様



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
設定タグ:参加型 , ポケモン , 募集企画
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

白峰凪 - roofermiho1002さん» 了解しました! (6月28日 19時) (レス) id: 367eca1ae4 (このIDを非表示/違反報告)
roofermiho1002(プロフ) - 白峰凪さん» ゴーストでお願いします。 (6月27日 19時) (レス) @page2 id: aaf368f7e9 (このIDを非表示/違反報告)
白峰凪 - roofermiho1002さん» 申し訳ございません、ゲンガーが他の参加者様と被っていますが、変更可能でしょうか?不可能であればそのままで大丈夫です。 (6月27日 19時) (レス) id: 367eca1ae4 (このIDを非表示/違反報告)
白峰凪 - bad angelさん» わ、17話が非公開になってました^^;ご指摘感謝します‼︎ (6月18日 19時) (レス) id: 367eca1ae4 (このIDを非表示/違反報告)
roofermiho1002(プロフ) - 戦術/状態異常させていく。その他/特に無し作者roofermiho1002 (6月14日 21時) (レス) id: aaf368f7e9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:白峰ナギ | 作者ホームページ:ありませんっ!  
作成日時:2024年12月18日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。