スケアリーみのり ページ17
千鳥「……てことで、体育はやめといたほうがいい。いろんな意味で」
「じゃあ、数学か理科ってことか…」
小雨「念のため言っておくけど…数学はやめといたほうがいいと思う」←
「どうして?」
小雨「あやちゃんは数学の授業受けたことなかったよね。数学のみのり先生は目がすっごく怖いの」
「目が?」
小雨「しかもその目は女の子たちにしか向けないの。男の子と話す時はすっごく優しそうな顔で話すのに、女の子とは全然口を聞かないのよ。それに生徒に質問するときも、ほとんど男の子しか当てないし、ずっと同じ男の子ばかり当てることもあって、一番地獄なのは女の子とみのり先生が二人きりになったときよ。声がすっごく低くなって、目が完全にこっちを睨んでるの。
だから、絶対やめたほうがいい。いや、絶対やめて。
あやちゃんの身が危ない」←
「わ、わかった…辞めとく…」
千鳥「しも、リアルな貞子みたいに顔怖い」
どんな顔だよ、と言いたいところだけどほんとにリアルな貞子になってるからなにも言えない(2回目)
小雨「私も一度、みのりと教室で二人きりになったことがあって、ずっと沈黙状態。しかもめっちゃ睨んでくるし、3メートル以内に入ってくるなって目をしていたわ。私はそのまま金縛りにあったかのようにその場から動けず、1時間くらい教室のど真ん中に突っ立っていたわ。私、何も怒られることしてないはずなのに、まるで説教をさせられ
ているみたいだった。
いいえ、あれはもう説教なんてレベルじゃない、このまま殺されるんじゃないかってずっと怯えていたわ。涙すら怖くて出てこなかった…
みのりが教室から出て行ってからも、また帰ってくるんじゃないかって、バットを持ってきて私を殴ってくるんじゃないかって思うと、怖くてそのまま3時間くらい教室で立っていたわ」
千鳥「すげぇな、そんなありえない想像をしてしまうほど怖いんだな」
「殺人だ…そのみのりってやつ殺人鬼なんじゃない?ちょっと警察呼ぼう」
小雨「そうだよね。こういうのって警察を呼んだほうがいいんだよね」
小雨、彩芽「「よし、警察を呼ぼう」」←
千鳥「待て待て待て、二人とも一旦落ち着け。みのりはまだ誰も殺してないだろ」
「藤華…みのりを庇う気!?私たち親友じゃなかったの!?」
小雨「そんな…藤ちゃんはみのりが殺人を犯してないからってみのりを庇うの!?私たち、幼馴染みの親友じゃなかったの!?」
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白姫 零 - 麦カケさん» ありがとうございますっ!初めてコメントを貰ったので凄く嬉しいです!これからも頑張ります!! (2020年12月26日 13時) (レス) id: 79918d1980 (このIDを非表示/違反報告)
麦カケ(プロフ) - 初めまして、こんばんは。とても面白いです!特にコンビニで迷子と、おにきりがサイコパスな雰囲気を漂わせているって言うのが好きです!元気貰いたい時はこちらの作品を読むようにします。作者様のペースで無理せず更新頑張ってください! (2020年12月15日 0時) (レス) id: ea0439ca7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白姫 零 | 作成日時:2020年12月8日 0時