第四百二十二訓 ページ44
『私何か間違えてしまいましたか…?』
土方「いや…そのままで、良い……つーか、そのままが良い…」
『!は、はいっ、』
嬉しそうにニコ、と笑うAに顔を赤くする土方。
…その後ろでは、神楽と新八が胸を抑えていた。
新八「何?何ですかコレ何か変な気持ちになるんですけど胸が痛いっていうかヤバイ僕にはお通ちゃんが」
神楽「ごっさ可愛いアルていうかもう記憶喪失のままでも良くネ??つーかマヨ顔赤くしてんじゃねーヨ」
その光景をキョトンとしながら見つめているAの手を沖田が恭しく取った。
沖田「それよりA、知ってやしたか?実は俺とAは恋人同士だったんでさァ」
『へっ!?えっ…、ぅえ、』
案の定戸惑うA。
沖田「毎日の様に愛を囁き合ってそりゃア凄くラブラブで飼い主とペットの様な関係で」
銀時「何記憶弄ろうとしてんだァァァ!!!」
そこに、銀時の怒声が入り込む。だが沖田は無視。
それと、同時に沖田に向かって振り上げた拳も軽々と避けられてしまった。
『ぇ、あ、嘘なんですか?』
銀時「いや嘘だわ!総一郎君とは毎日ドS同士で気が合うからか悪戯ばっかしてたけどそーゆー関係では断じて無かったからね!?つか銀さんが許さねーし!」
『はぁ、吃驚した…こんな格好いい方が私の…その、私の…彼氏さん、なのかと思ってしまいました…』
銀時「………………。
…………いや実は本当の恋人は俺なんだよね」
『んぇ!?』
土方「いやテメーまで記憶を改竄すんな!!!」
ドゴスッッッッッ
銀時「けるべろす!!!!!」
とりあえず記憶を戻すため、江戸を案内する事になった。
.
『あの、すみませんご迷惑を…』
沖田「あァ別に気にしなくても良いですよ、仕事サボれるし」
土方「オイ総悟。テメーはそろそろ溜まりに溜まった仕事をやりやがれ」
『……ふふ、』
「「?」」
『あ、ごっ、ごめんなさい…!!二人が兄弟みたいで可愛くて…つい笑っちゃいました…!』
「「………(可愛いのはテメェだよおおおお)」」
銀時「二人揃って鼻血堪えてんじゃねーよ」
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どどん - とっても面白くて何度も読み返してます!そして小説の更新お疲れ様です。失礼ながら私夢主の絡んだ百合大好きでして…お時間あったら信女ちゃんとの絡みが読みたいです!図々しくてすみません。 (2022年8月4日 4時) (レス) id: fc656b568c (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - 夢花さん» わかるぅぅぅ土方さん良いよねぇ……書いてて楽しい。 (2021年5月9日 21時) (レス) id: 2209f9ef43 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - あっ…土方さん…すこ…推せるわ… (2021年5月9日 21時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん(プロフ) - こちらこそリクエスト答えてくれてありがとうございます!とても嬉しいです! (2021年4月14日 22時) (レス) id: ebf93dd213 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - おけです!ぱっつぁんですね、頑張ります!バラガキ篇も頑張りましたー!!これからも宜しくお願いします! (2021年3月22日 22時) (レス) id: ac88d92ae3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:実珠 | 作成日時:2021年3月3日 13時