【銀魂】空から女の子が降ってきました。11

第四百十六訓 ページ38

その後、浪士達は見廻組に連行された。



トシ曰く、見廻組でも流石に投降してきた相手を斬り殺したりはしないだろう、との事。



ま、見廻組の利益となる連中だからねェ……悪い様にはしないさ。多分。





『ふぁぁ…っ、まァ、とりあえず眠いんで早く帰りましょー』



土方「そーだな、早ェとこ帰るか」



『今日のMVPは私ですかね』



土方「何でだよ」





軽口を叩き合いながら歩いていると、パトカーのすぐそばに着いていた。

やっと帰れるー！と思っていると、山崎が少しだけ不満そうに口を開いた。





山崎「しかし…これで見廻組の評判はうなぎ昇りですよ！！美味しいトコ取りじゃないですかアイツら」





まァ確かに山崎の言う通りだけれど…でも牽制できただけ良い方だよ。それにぃ〜〜……





土方「ンなこたァねーさ。何せこっちは……」






＿＿＿＿＿＿ガチャッッ、






トシが、パトカーの扉を開ける。後部座席には……手錠で縛られた銀時君がいた。至極良い眺めである。






土方「超大物の星上げたんだ。なァ白夜叉殿？」






そうそう！！！銀時君もとい白夜叉殿を引っ張り出せば知恵空党なんかより凄い事になるよ〜？






銀時「だから元だよ元！！てめーら俺のおかげで助かったのに恩を仇で返すつもりか！！！」



土方「どうにもくせー野郎だと思っていたが……まさかお前が桂共と並ぶ伝説の攘夷浪士だったとはな」



『いやぁ本当に驚きですよねー！でもこれからはその伝説も独房生活ですが』



銀時「だから元っつってんだろ！！今は善良な市民である所はてめーらご存知だろーが！」






…………えっ、善良な市民？？


紅桜編で派手やらかして、柳生編、真撰組動乱編かぶき町四天王編でやべー騒ぎ起こしたよね？吉原炎上編なんて夜王……中央暗部の要である無法地帯の絶対王権ぶっ倒したんだよ？


それが善良な市民んん？？どの口が言うんだろう不思議で仕方ないんだけど。そもそも……





『善良な市民は鉄君を蹴り飛ばして殺そうとしたらしないよねェ？完全に殺人未遂だったよねー？』



銀時「はァ！？！？アレはテメーから聞かされた作戦だろ！？犯人Aサンなんですけど！！？」



『ハイハーイ、ソレ犯人の常套句だからねー』



銀時「おいふざけんな！！俺はパフェ五つで買収された善良な市民だ！！」










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