【銀魂】空から女の子が降ってきました。11

第三百八十訓 ページ2

結局、近藤さんの意思でインカムは任務に導入される事となった。




まァ使い勝手が良ければそれで良いんだけどさ。







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＿＿＿＿＿＿＿ガンッ、ドォン！！！







「一本！！」







『あー、疲れたー』



土方「テメー手ェ抜いてただろ」



『一般隊士相手なんだから仕方無いでしょー』






会議の後は、いつも通り道場で稽古。

因みに今は休憩中だ。いや駄弁ってるのはトシと総悟と近藤さんの三人と休憩が被っただけだからね？






『それより朝の会議での…見廻組？でしたっけ。私はあんまり関わりたくないですねェ』



沖田「エリート様達だけしかいねーってこたァ、高慢な豚しか居ねェって事ですしねィ」



『ほんとそれ』



土方「黙ってろドS共」






えええ、だって本当の事じゃないか……






近藤「でもなァ…総悟、Aちゃん。関わらないというのは無理そうだぞ」



『え？』






そりゃまたどうして？






近藤「……アレ見ろ」



沖田「？」






近藤さんが指差したのは、道場のすみっこ。

不思議に思いそちらを見ると……壁によりかかってガムをくちゃくちゃと食べる人影、が……




って、態度悪っっ！！！！




つーか誰？






『見覚えないし真撰組隊士じゃないっぽいですね…誰です？』






うわ、めっちゃギランギランの携帯いじってるよガムくちゃくちゃ食べてるし…しかもサングラスかけてるし髭面だし……総じて言うと態度くそ悪い。






近藤「アイツは佐々木鉄之助。幕臣の中でもエリートばかり排出している、名門佐々木家の御子息だ」






えっ！？エリートなの！？見た所そんな感じしないけど…？






近藤「だがどうした事か彼だけは職に就かず、悪さばかりしている穀潰しらしくてな」






あ、やっぱりか。道理で名門なのにあんなカッコ。そして、そんな彼が此処に来た理由なんて一つしかない。






『つまり私達で……あのコを更正させろって言われたんですよね？』



近藤「あぁ、そういう事らしいな…」






すると総悟が冷めた目をし、
トシが不機嫌そうに眉をしかめた。






沖田「よーするに、世間体を気にした親に見捨てられた落ちこぼれのボンボンですか」



土方「オイ近藤さん、此処は更正施設じゃねーんだぜ」






まァ二人が言う事も分かる。あんな半グレ君が居たら周りの隊士にも悪影響が及ぶだろうし。









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