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その場がどよめく

「君、聞かせて」
「えっ、僕ですか」
「うん。僕です」

私が適当に指をさした青年は、もじもじとしてから口を開いた。周りの皆も興味深そうに耳を傾ける

「僕は…その、住んでるところが幕府にお世話になっていて…それで、はい」

「ほう!なるほどね、恩返しというわけか。良いじゃん。…でも、本当はそんなんじゃないでしょ?」

「えっ」

「君は、そうだな…家族を守るために来たのかい?」

「え、っと」

その反応を見る限り、図星のようだ。私の勘はよく当たる

「妹がいる?」

「い、います!」

「家族思いで良いことだ。きっと親御さんも妹も君を待ってるよ。生きて帰ってあげないとね」

「はい!」


私がにこりと微笑むと、青年は嬉しそうに笑った

「皆は?何故兵士になったの?」

もう一度全員を見渡す。
すると、元気の良い青年が口を開く

「自分は新選組に昔から憧れてたので志願しました!」

「おぉ!そうか!じゃあ君も江戸の出身?もしかして新選組が来るの待ってたの?」

「はい!その通りです!」

「わぁ!嬉しいな!きっと幹部の奴らも聞いたら喜ぶよ。君は若いけど、きっと自分の志をよく分かってると思うよ。その調子でね」

「はい!ありがとうございます!」


その後、時間はかかったけど全員の答えを聞いた。中には何となく入ったと言う子もいたが、私的にはそれでも全然良いと思った。だって、これも何かの縁だし、彼らがこの戦いで学ぶことは苦しみだけじゃないと思うから

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ドラごん(プロフ) - にわかさん» ありがとうございます!頑張ります! (2016年7月12日 21時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
にわか - 更新頑張って下さい応援してます! (2016年7月12日 21時) (レス) id: 273458644d (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 睦月 雪さん» そう言っていただけて、とても嬉しいです!最近本当に忙しく疲れてしまって全く更新ができていませんでした…。一気に更新が来ると思うのでもう少々お待ちを!本当にコメント嬉しかったです。ありがとうございました (2016年5月25日 0時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
睦月 雪(プロフ) - すごく好みの作品です!読んでいて飽きないし楽しいです。更新がんばってください!楽しみにしてます! (2016年5月24日 23時) (レス) id: 3701746fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 燐タロさん» ありがとうございます!!頑張りますねっ!! (2016年2月16日 22時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ドラごん | 作成日時:2016年1月16日 11時

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