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あんたに天使は似合わない
「あんたといるって事は新選組の敵になるってことだろ？そんなの御免だ。
ここに再び帰らせてくれたのもあんたのおかげだし、感謝してるけどさ」
願うことなら、みんなと幸せに過ごしたい
敵味方関係なく、迎える死を怯えずに。
でも今の時代で、それは不可能だろう
ごめん、風間
「今はこうして話してるけど、敵として会ったら覚悟しときなよ」
半分本当で、半分の嘘をついた
本当は殺したくない。でも、殺さないといけない日が来るかもしれない
これから、戦がたくさん起きるだろう。人を殺したくはない。でも、殺さないと殺される
そして、大好きな彼らの選んだ道はこのイバラ道。武士の道である。私は彼らに、ついていこう。短くても長くても、どこまでも
「A」
「ん」
「何故、悲しい目をして笑っている」
「…さぁね」
紛らわすように、ハハッと笑った。乾いた笑いは部屋の空気に混じって消える
「誰がその目をさせている」
ふと高貴な香の匂いがした。手首を知らないうちに掴まれている
「あいつらか？」
「…え？」
「貴様には生死の境を見る生き方など似合わん」
顔を上げると、深い赤色の瞳が心配そうな色をしながら、私を見ていた
「…私は儚いこいつらが好きなんだ」
「…」
「何かを追い求め続ける、短い命を燃やし続けるこいつらが」
「…そうか」
ゆっくり、時間が流れていた
風間はそれ以上、そのことについて何も言わなかった
「A」
「今度は何ッ…ん！」
何度も名前を呼ばれて、少し嫌だった。本当は皆とずっと暮らしたいことが風間と自分にバレてしまいそうだったから。
振り向くと同時に、掴まれていた手首を引き寄せられた。身体ごと傾いて、バランスを取るために掴んだのは風間の着物で。
そして、目のすぐ前には目を閉じた風間がいた。
唇が触れたのは、一瞬だったか否か。
私の顔を見た風間はふっと笑った
「真っ赤だぞ」
「黙れ」
風間の頬も真っ赤に染まった。私の拳で。
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ドラごん(プロフ) - にわかさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2016年7月12日 21時) (
レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
にわか - 更新頑張って下さい応援してます！ (2016年7月12日 21時) (レス) id: 273458644d (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 睦月 雪さん» そう言っていただけて、とても嬉しいです！最近本当に忙しく疲れてしまって全く更新ができていませんでした…。一気に更新が来ると思うのでもう少々お待ちを！本当にコメント嬉しかったです。ありがとうございました (2016年5月25日 0時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
睦月 雪(プロフ) - すごく好みの作品です！読んでいて飽きないし楽しいです。更新がんばってください！楽しみにしてます！ (2016年5月24日 23時) (レス) id: 3701746fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 燐ﾀﾛさん» ありがとうございます！！頑張りますねっ！！ (2016年2月16日 22時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドラごん | 作成日時：2016年1月16日 11時
