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「……！」
「わぁ。あんたのそんな驚いた顔初めて見たかも」
「…A？」
「あ、団子じゃん。これか、平助が置いていってくれていたのは。わーい食べちゃお」
さっきまで倒れていた何かが元気そうに団子を頬張り始めた
俺はいまいち理解ができていない状態だった
「うほうめぇ。平助と食べるやつ残しとこ」
「貴様、何故今目を覚ました？」
「あぁ？覚ましちゃいけないんすか。みんなに起きろ起きろ言われて『俺のせいだ』とか重い言葉かけられて、AA名前呼ばれてんのに起きられないこっちの身にもなりなさい」
「…では何故目を覚ませなかった？」
「なんか色々あってん。とりあえず疲れた…ッお…私すごい怪我してるじゃん…いった…」
「あまり動くな」
「…あぁダメだ…血が…足りない」
次は大の字になって天井を仰ぐA
部屋に流れる沈黙
「…貴様忙しいな」
「うん。眠いから寝る」
なんだかわからないが、復活したようだ。
あんなシリアスだったのに、こんな急にギャグになっていいのか作者
面倒くさくなったんじゃないだろうな作者
よく分からん。そう思いながらAに背を向け、襖に手をかけた
「風間。作者の悪口言ったら駄目だよ出番なくなるよドンマイ」
「……」
_____スカン！
風間が大きな音を立てて自分の怒りを表現して去っていった。ぷっ。面白い。
てか反動で少し空いてるんだけど。
隙間風もろ寒いんだけど。
まぁ風間くんが驚いたのも仕方があるまい。さっきまで死んだように眠っていたやつが急にペラペラ喋って団子を頬張り、急に痛みに騒ぎ大の字になったのなら。
いや、私だって起きたくなくて起きなかったわけじゃないんだ。説明させて？
まず、一つめの理由。
それは単に怪我のしすぎだったり、術使いすぎて体の負担が半端なかったから
あれだよ。すごい血が流れたからね。全部抜けたんちゃうかってくらい流れたからね。滝だよもう滝川クリ○テルだよ
そして、二つめの理由。
“もう一人の私”が寂しがやり屋さんで、私のこと離してくれなかった。
もう一人の私、とはこの前の戦闘で出てきた私。
気づいたら暗闇の中にいて、私にそっくりな人が、私の前に立っていたんだ。
目の色は黄金色で全く笑わない。
そう、新選組と出会う前の私のような。そんな、寂しい人だった
『寂しいんだ。行かないで』
『でも戻らないと』
『今戻っても死んじゃうよ。もう少し休んでからにしたほうがいい』
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ドラごん(プロフ) - にわかさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2016年7月12日 21時) (
レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
にわか - 更新頑張って下さい応援してます！ (2016年7月12日 21時) (レス) id: 273458644d (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 睦月 雪さん» そう言っていただけて、とても嬉しいです！最近本当に忙しく疲れてしまって全く更新ができていませんでした…。一気に更新が来ると思うのでもう少々お待ちを！本当にコメント嬉しかったです。ありがとうございました (2016年5月25日 0時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
睦月 雪(プロフ) - すごく好みの作品です！読んでいて飽きないし楽しいです。更新がんばってください！楽しみにしてます！ (2016年5月24日 23時) (レス) id: 3701746fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 燐ﾀﾛさん» ありがとうございます！！頑張りますねっ！！ (2016年2月16日 22時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドラごん | 作成日時：2016年1月16日 11時
