私の気持ちを踏み躪らないで【nqrse 】

踏み躙る:29 ページ32

リハビリを始めて

早5ヶ月ぐらいが経った

最近日にちの感覚が狂ってきて…

『何曜日ですか…今日…』

「今日ですか？」

『はい…』

と毎日毎日看護師さんに

泣く泣く聞いている…

でも、最近車椅子は卒業した

ふらふらしてはいるが

歩けれるようになっていった

「おお！もう少しです！凄いです！」

看護師さんがとある熱血さんになってきたりも…

でも、楽しいから良いんですけど！

コンコン

な「やっほ〜今日も来たよ〜」

あっ…来てくれた！

『なるせ！』

な「ほいほい、ぷりきゅあなるせちゃんたんじょー」

『ノリノリだね〜』

な「そりゃ〜な」

でも、今日はお花でも

ゲームでもない…

何にも持ってきてない…

ついにネタが尽きたんだ…。

そう思っていると

看護師さんが

「ん？まさかAさんって女の人と
付き合ってるんですか？」

なA「『違います』」

「わおハモってる…」

『なるせは男です』

な「男、男」

「えっ…まじですか…！？」

びっくりしてる…

まあ知ってた事なんだけど…

『さっすがなるせまた初対面の人騙せたね何回目？』

な「会う人全員」

ギネス取れるなこれ

な「ところで今日どう？」

『うん、結構歩けるようになったよ！』

な「お、良かったじゃん！」

今日はなんかもじもじしている

なるせ…

なんだ、なんだ

別れの言葉！？

『きょ…今日なんかいつものなるせっぽくないよ？
どうか…した！？』

な「あっ…え〜っと…その…あの…」

すると看護師さんは

「あっ…私ちょ、ちょおっと
用事思い出しちゃいました！ではまた〜」

と、すぐさま出て行った

えっ…打ち合わせでもしてた！？

な「A…」

そう、言われドキッとした

いつものなるせではないようで

なるせは赤面しながら…

な「A！お、俺と結婚して下さい！」

『えっ…！』

すると

がたがたがた

と、へんな音が…

まそあ「「「おめでと〜！！」」」

と、まふくん、そらるさん、あらきさんが

一斉に出てきた

な「え！？なんでいるの！？」

ま「あとつけてました」

な「はっ…怖」

いや、怖い…ストーカー予備軍じゃん…

そ「こら」

そらるさんがまふ君をグーで叩く

ま「いった！」

うん…痛そう…

ま「酷いじゃないですか！ねえ！あらきさん！」

あ「まふくんが悪いね」

ま「えええええええ！冗談なんですけど…」

『やめたほうがいいよ』

ま「Aさんまで！」

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