私の気持ちを踏み躪らないで【nqrse 】

踏み躙る:20 ページ23

なるせsaid

Aが…刺された

血が止まらない

こう言う事だったのか…？

(私が身代わりになるよ)

だったら…

Aを

蔑ろにした俺を刺せばいい…

身代わりになんてならなくていい

頬に暖かいなにかがずっと流れてて

止まって欲しいのに止まってくれない

な「な…なんでっ…」

あのガチ恋は警察に連行されていった

殺人未遂として

十分だ、捕まえるには

Aは、すぐ刺されたすぐ

病院へ行った

だが…目を覚まさない

罰なんだろう

Aが殺 されるのが嫌で

それであんな態度をとったから

でも…それは違う

ただの逃げだろう

本当は

俺が…

自分が殺されるのが

怖かっただけなんだ

あの言葉は

ただの逃げなんだ

ガララ

ドアが開く音がする

そ「なるせ…大丈夫だから」

な「そ…そらるさん…」

ま「き、きっと目を覚ましますよ！
そしていつも通り笑ってくれます！」

な「まふくん…」

あ「大丈夫だから」

な「あ…らきぃ…」

止まらない

涙が止まらない

なんで

こんな

こんな

俺を

励ましてくれるの？

こんな駄目な奴を

ま「ほらほら〜笑わないとAさん
悲しみますよ〜」

そ「まだまだ、ライブとか色々あるんだから」

あ「そっ！もっともっと歌を歌わないと！」

な「お…おう！」

俺が

もっともっと頑張れば

また

あの…楽しい日々に戻れる

そう信じて

歌を歌おう

Aに届かない

そんな事を決めつけないで

Aへ

届くように

心から

気持ちを込めて

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