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ハーマイオニーは、長い入院を要するようで、クリスマス休暇から戻った生徒たちは、彼女がいないのを見て「グレンジャーが石にされた」と騒ぎ立てたが、その騒ぎも嘘だと分かり、最近は平穏な日々が続いていた。
Aは同室のハーマイオニーがいないことに寂しさを感じていたが、それに慣れはじめた頃、ハーマイオニーは無事退院することができた。マダム・ポンフリーが理由を問いたださなかった事だけが、不幸中の幸いである。
「はあ、ハグリッドが」
ハグリッドが50年前に秘密の部屋を開いた人物なのだと、興奮して話すハリーに、Aは興味なさげに返した。ハーマイオニーもそんなはずがないと返す。
「その、リドルって人は信用しても良い人物なの？私、そう言われたからって、簡単に信じちゃうのは嫌だわ」
Aは、噂に踊らされにくいタイプである。
勿論、ハグリッドは変な怪物が大好きだし、昨年度にほいほい重要機密をハリーたち1年生に漏らしてしまったような人物であるから、彼は大好きな友人だが、100％彼を信じられるかと聞かれたら簡単に「うん」とは言えなかった。
しかし、どこの誰かもわからないリドルを信じるよりかは、友人ハグリッドを信じたかった。
「ハグリッドは友達よ。直接聞きに行ったら良いんじゃないかしら？」
「そりゃあ、楽しいお客様になるだろうね｡やあハグリッド、教えてくれる？最近城の中で毛むくじゃらの狂った奴をけしかけなかった？ってね｣
ハーマイオニーの提案に、ロンはいつものように戯ける。
「そもそも、その日記は大丈夫なの？何かの呪いがかけられているとか…」
「？ どういうこと？」
「ハリー、貴方自分が特殊だって分かってる？」
Aは自分の額の右側をトントンと指さす。ハリーも同じようにすれば、彼の稲妻型の傷に触れた。
Aは、ハリーが "例のあの人" に狙われる存在であると言いたいのだ。
事実、昨年度にはクィレルを通して彼は狙われている。
「大丈夫だよ、最近は傷も痛まないからね。それより───」
ハリーはまさかそんなはずない、という風に笑うと、3年生の選択科目について話題を変えた。
すると、ハーマイオニーは勢いよく話し始めたので、"秘密の部屋" についての話はそれまでとなった。
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あんず(プロフ) - 髪の毛つくほど近づいたんかと思ったら発狂もんでした。素晴らしい作品をありがとう神よ。髪飾り、ヘアオイルとかマルフォイがプレゼントしてくれたらうれしいですね…(白目) (2021年4月19日 22時) (
レス) id: 6e2fd367e1 (このIDを非表示/違反報告)
わらび - 本当にハリーポッターの世界にいるような気分になれて、読んでいてドキドキが止まらないです…！！私はいつまでも待っているので、作者様のペースでお話を進めてください！楽しみにしています♪ (2021年4月4日 23時) (レス) id: 1ed07fed42 (このIDを非表示/違反報告)
Kitty(プロフ) - 設定や主人公の価値観が好きです。面白いです！続きも楽しみです！ (2021年3月25日 20時) (レス) id: 9cd6021468 (このIDを非表示/違反報告)
ycamelliayhighf(プロフ) - すごく面白かったです！！続きを楽しみにしています！！ (2021年1月16日 18時) (レス) id: f576afea94 (このIDを非表示/違反報告)
ひなげし(プロフ) - 久しぶりに夢小説が読みたくなり占ツクに戻ってきて最初に読んだ作品でした。とても心理描写が繊細で読んでいてとても胸がときめきました。更新頑張ってください、応援しています。長文でのコメント失礼いたしました。 (2020年12月17日 23時) (レス) id: 99c881a30b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：深海
| 作成日時：2020年11月21日 18時
