第110話 NOside ページ10
足場が崩壊し
屋根にたたきつけられる寸前
月詠はクナイと紐で近くにある柱に巻き付けたが
流石に4人分ともなると耐えられなくなり
紐を掴んでいた月詠の手はズルッと
手から離れていってしまった
そのことによって訪れる富裕感
重力に逆らわずそのまま屋根に叩きつけられた
新八「いてて…
みんな無事ですか」
新八は立ち上がって辺りを見渡す
銀時「神楽
しっかりしろおい！！
神楽！！」
起きない神楽に
必死に声をかける銀時
楓乃音「チッ…はぐれちまったか…」
落ちてきたところを見上げ
ぼそっと呟く
新八「晴太くんが…
鬼翔さんに愛美さん、清美さんもいません…
アイツら…アイツら一体…」
新八は被っていたヅラを取り
月詠に問いかけた
しばらく黙ると
静かに口を開けた
月詠「恐らく奴ら春雨じゃ」
新八「！！
春雨！？」
楓乃音「春雨って言やぁよ
あの宇宙海賊か？
(姉貴なら鍋と勘違いしそうだな
なんせ春雨の鍋は美味いからな)」
吉原の遊女達は親に売られた者も多いが
その多くは不当な人身売買によって
その利権に古くから深く関わっているのが
宇宙海賊春雨
だと月詠は言う
月詠「いや…関わるどころか
吉原の楼主、夜王鳳仙こそ春雨で幹部を務めていた男
…夜王鳳仙
奴がそう呼ばれているのは
この常夜の国の主であるがためだけでは無い
光に嫌われた一族、夜を生きる者たち」
それを統べる者、夜を統べる者
夜王鳳仙とは夜兎の王と呼ばれた男
だと月詠は説明した
新八「や、夜兎の王だって！？」
月詠「
有象無象の、強者がひしめく夜兎の中で
一大勢力を築いていた実力者だったんじゃ
あの最強の掃除屋
星海坊主と並び称される程のな」
銀時「…。
あの
どうやらお達ぁとんでもねぇ化け物に
喧嘩ふっかけちまったみてぇだな」
「…銀ちゃん…」
ようやく気がついた神楽は
銀時を呼んだ
それが精一杯だった
新八「神楽ちゃん！！」
神楽は話を聞いていたのか
静かに言葉を発した
神楽「ほんとにヤバいのは…
そいつじゃないネ
息子がいるアル
その
･
･
･
私の…バカ兄貴が」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
ラッキーキャラ
河上万斉
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
智琉深(プロフ) - もう最高(*￣ii￣) (2019年12月15日 1時) (
レス) id: f127ee41ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：龍央 | 作成日時：2019年12月14日 2時
